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小説フルコース

コーヒー:Milky Way

作者: 川里隼生

 コーヒーを飲むようになったのはいつ頃からだっただろう。中学生か高校生か、確かそれくらい。二学期の終わりが近づいていた頃に、友達が缶コーヒーを飲んでいたから、真似して飲んだ。一緒の高校を卒業した沙羅さら智花ともかちゃんはコーヒーを飲まない。沙羅は誰かが飲むから自分も飲むというのは嫌だと言っていた。智花ちゃんは苦いからと言って飲まなかった。


 二人は今もコーヒーを飲まないのだろうか。智花ちゃんは他の人に勧められたら飲みそう。苦手じゃなくなってくれればいいんだけれど。沙羅は、勧められても頑なに飲まないかもしれない。どれだけ人付き合いが悪いと言われても飲まないイメージがある。でもそんな、頑固一徹が許される甘い道があったっていいんじゃないかな。ミルクと砂糖をたっぷり入れたホットコーヒーを飲みながら、そう思った。

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