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 今日は例の患者さんが来る日。

 どんな人なんだろう。


 嬉しい反面少し怖い。

 ここの階にはずっと私だけで、会う人も担当の先生くらいだから知らない初めての人に会うのは少しだけ怖い。


 けれど外に出ることのできない私にとってここに他の患者さんが来ることはとても貴重なことだから。

 だからこの機会を私は逃したくない。



 でもその患者さんに会うにはどうしたらいいのだろう。

 直接部屋に行って会いに行くのは不躾だろうし、重病の方だったら会うことはできないだろうし。



 どうしたものかとベッドによりかかりながら考える。



 考えながら窓の外を見て




 「今日もいい天気だわ...」


 と思った。








 そう思っていたらいつの間にか眠ってしまっていたらしい。お昼になっていた。

 いつも通りご飯を食べて、担当の先生の診察で「今日は安定してるね」と良い結果がもらえたので散歩をするために病室を出る。



 休憩スペースのところまで来ると誰かがソファに座りながら本を読んでいるのが見えた。



 私はその人が今日来る予定の患者さんだと思い


 「あの...もしかして...今日来られた方ですか」


 と恐る恐る私はその人に声をかけた。


 

 読んでいた本を閉じ顔を上げたその人は切れ長の目と左の目の下にある泣きぼくろが特徴的な端正な顔立ちだった。


 けれどその瞳を冷たく鋭くしながら、



 「そうだが。あなたは誰だ。」



 と低く不信感をあらわにした声で返した。


やっと相手役を登場させることができました!いかがだったでしょうか!?

次回では(まだ名前が出てきていないんですけど)女の子の方が少し大変な状況になるかもしれません!??


かめ並みの更新速度ですが今後ともよろしくお願いいたします!

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