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どうか、もう一度
病室の窓から見上げる空はいつだってまぶしくて、自分もあの空の下に行きたいと何度考えたことだろうか。
何度願ったとしてもその願いが叶うことなどないとわかっていながら、それでも願わずにはいられなかった。
あの空の下に行けばもう一度あの人に会えるかもしれない。
私のこの狭い白い箱の世界で出会ったあなたにもう一度逢いたい。
私に外の世界のまぶしさを教えてくれたあなたに。叶うことなら。
そう願いながら私は心地よい日差しの暖かさに包まれ目を閉じた。
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拙い文ですが温かく見守っていただけたら幸いです。