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【一年生編完】史上最強魔導士の弟子になった私は、魔導の道を極めます  作者: 白い彗星
第四章 魔動乱編

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292話 準備が進んでいく



「エラン・フィールド

 イザリ・ダルマス

 ノマ・エーテン

 コーロラン・ラニ・ベルザ

 ヨル

 ナタリア・カルメンタール

 コロニア・ラニ・ベルザ……

 以上七名が、今のところ魔導大会への参加を希望した一年生か」


「うん、そうだよ」


 放課後、生徒会室にてゴルさんに今日の成果を報告する。

 魔導大会への参加者を募り、その結果として七人……王族であるコーロランとコロニアちゃんを除いても、五人の参加者がいることになる。


 この結果には、さすがにゴルさんも驚いているようだった。そんな顔を見れただけで、なんか今日の苦労が報われたような気がするよ。


「いやあ、驚いたよねぇ、こんな数が集まるなんて。

 あ、一年生で出場しようなんて考える身の程知らずはよほどのバカしかいない、って言ったたの誰でしたっけねぇ?」


「……ちっ」


「エランちゃんも最近言うようになったよねぇ」


 参加者はこれから増えるかもしれないし、はたまた減るかもしれない。参加希望受付が大会開催数時間前まで受け付けているように、参加希望取消もまた受け付けている。

 事情は様々だけど……ま、今日の様子見るに、参加を取り消す人はいなさそうだ。


 ちなみに、参加を募る中で思い出したことがある。ナタリアちゃんの本名書いている時だ。普段から名前で呼ぶから、家名を忘れていたけど。

 カルメンタール……これって、この間王城に行った時に出会った、アルミル・カルメンタールっておじいちゃんとおんなじ名前だ。


 もしかして、ナタリアちゃんはアルミルの孫なのかもしれない。アルミルは魔導のエキスパートらしいから、ナタリアちゃんの魔力が多いのもその影響かもしれない。


「王族は置いといても、エラン・フィールド、ヨル、ナタリア・カルメンタールは今年の新入生で【成績上位者】か、それに……このカルメンタールって、あのカルメンタール?」


「じゃろうな。それに……こっちは、ダルマス家の長男か。聞いた話だと、魔導剣士として力を伸ばしているとのことじゃのう」


「ノマ・エーテンちゃんは、"魔死事件"の被害に遭って、生還した女の子……体調は大丈夫なんでしょうか」


 私が書き留めた名前を見て、先輩たちがそれぞれ話をしている。

 こうして聞いてみると、みんな入学から今日までの間に生徒会の人たちの印象に残るくらいの子なんだなぁ。


 あ、二年生や三年生の参加者資料がある、見てやろ……

 ……知らない名前ばっかだ、やめた。


「これは、予想以上に盛り上がるんじゃないか?」


「学園からでも、これだけ出るんだしの。噂によると、有名な冒険者も出場するみたいじゃ」


 冒険者に魔導士は少ないって話だけど……それでも、出る人はいるのか。

 ガルデさんたちも、出たりするのかな? 個人的には、Aランク冒険者のフェルニンさんと魔導で競ってみたい。


 知っている人もいれば、知らない人の方が多い。うーん、わくわくするねぇ。


「そういえば、大会で優勝したらなんかあったりするの?」


 そんなに大きい大会だ、なにか商品が用意されていてもおかしくはない。

 私は商品ってよりは、強い人と戦いたい気持ちが強いけど……貰えるものがあるなら、貰っておきたい。


「もちろんです。ただ、商品は年によって違うので、国から正式な発表があるまでは。

 ただ、賞金も合わせて出るみたいです」


「お金!」


 大会で優勝したら、なんらかの商品と、そして賞金が出るみたいだ。

 それを聞いて、私のやる気が少し上がった。


「現金なやつめ」


「大会に出ない人にはなにも言われたくないですぅ」


 はじめのうちは、私もシルフィ先輩の言うことを黙って聞いていたけど、最近では言い返すようになってきた。

 彼はゴルさんに憧れている、そのゴルさんに私が無謀にも決闘を挑んだ……だから、私のことが気に食わない。


 ……知らないよそんなこと!


「俺も出るぞ、大会には」


「へっ?」


 大会に出ない人にはとやかく言われたくない。そんな私の言葉を一蹴する言葉が返ってきた。

 意外だ……と、目を見開く私に、シルフィ先輩は眉を寄せる。


「なんだ、その顔は」


「いや……出るなんて全然思ってなかったから」


「ふん」


 なんか、これまでチクチク嫌味を言ってくる程度の認識でしかなかったから……大会なんてものに出るなんて、意外だ。

 シルフィ先輩は、なんらかの獣人らしい。なんの獣人か、私だけ知らない。


 でも、大会に出るともなれば、その力を発揮するのだろうか。ちょっと楽しみ。

 それに……大会で戦うことがあれば、日頃グチグチ言われている鬱憤を晴らすことができるかもしれない。


「くふふふふふ……」


「どうしたエラン」


 これは、笑いが止まらない……私の力を見せつけて、二度と生意気な口を聞けないようにしてやる……!

 そんな気持ちを、心に秘めた。


「こほん、なんでもないよ」


「……おう」


 なんかゴルさんがちょっと引いている気がする。まあ気のせいだろう。


 それから私たちは、次の作業へと移った。まあ作業といっても、そのほとんどがゴルさんのものだけど。

 一年生、二年生、三年生でそれぞれ挙がった名前をまとめ、後に大会運営へと提出する。そして、私たちに配られるのは大会の注意事項だ。


 これを、参加者たちにも見せて教えておく。大会の注意事項、まあルールだね。なにをしたらだめとか、そんなことが書いてある。

 ふむふむ、なんかいっぱいあるなぁ……大きい大会なんだろうし、こんなものなのか。


 着々と、準備が進んでいく。

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