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詩集『詩の群れ』続編

『無事という、無事じゃない無事』・・・『詩の群れ』から

『無事という、無事じゃない無事』・・・『詩の群れ』から



俺は幾時も、無事だったさ、俺の知る限りにおいて、だろうだ。

だろうだ、しかし、その無事は、本当の無事か、え?

なんだって、そんなこと、考えもしなかったな、無事じゃない無事なんて、あるのかい。

それは、お前にしか分かるまい、だろうだ。



だろう、銃で脳を百発打たれても、無事だと言えば、無事だろうだ。

そんなことはないだろう、無事じゃない無事とは、その事実から生命が守られた時に言える言葉さ。

成程な、つまり、無事とは、命のことだったんだな、だろうだ。

だろうだろうだ、事実と無事とは、言葉も酷似しているからね、だろうだ。



俺たちは、俺もお前も、だろうだ、を繰り返すしかないんだろうか、無事という、無事じゃない無事、だろうだ。

そんなことはない、銃で脳を百発打たれても、生きている奇跡が、俺たちの無事を明証するさ、だろうだ。

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