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理由はわからないけれど、ただ純粋に君の事が好きだ

作者: tyomorannpa


「好きに理由はいらないなんて人は言う。でもなぜ好きかわからないのに、人を好きになるというのは苦しいのだ。」とレンコンは言った。

レンコンは君の事が好きになった。正確にはその時には好きだとはわからなかったが、後からこの時好きだったのだと気づいた。外にはきれいな桜が散っている。誰かが散るから桜は美しいのだと言っていたけど、少しその気持ちが理解できる。蝶が飛んでいる。無邪気に飛んでいる。どこがゴールなのか知らないし、知らなくてもいい彼らにすこし憧れた。

 レンコンは外に出てみた。やはり好きという気持ちに変わりはない。



気持ちに変化はない。自分の問いに答えを見つけれないまま、気温が上がり、過ごしにくくなった。答えは出るのだろうかという不安。生まれて初めて味わう気持ちにレンコンは苛まされた。外を見た。蜂が飛んでいた。随分偉そうに飛んでいる。外に出た。蜂を避けて歩く日々。鏡の前に立ってみる。でも答えはわからない。



君に無視をされた。悲しい。理由もわからない。窓のところにはカーテンを閉めた。数日たって君に連絡してみる。応答はない。



連絡が来た。カーテンを開けてみる。雪がきれいだった。そして気づいた、僕は君の事が好きだと。


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