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寿命一年戦記  作者: フーカ
学園編
13/13

おめでとう!

 楽しい学園生活。夢のような学園生活。


 俺はそんな学園生活を満喫していた筈だ。なのに、何処かで「このままでいいのか」


 という不安が心を支配していた。



 ――本当にこのままでいいのか?



 目覚ましがなり響き、ベッドから起き上がると普段通りに準備を済ませ

幼馴染と共に学校へ行く。


 そうそう、転校生がいたがあれは別のクラスだった。あの時の転校生の発言は気になったが

特に何も接触はない。もしかしたら、俺に言った訳ではないのかもしれない。

勘違いか、恥ずかしい。


 時は容赦なく過ぎていく。

学校を卒業し、社会人になって結婚して家庭を築き、老いていく。


 65歳になったころ、私は自宅の倉庫から一冊の本を見つけた。

表紙は銀色で、タイトルなどは何も書いていない。

ただ、何か懐かしい感じがした。


「……はは」


 私は本をそっと戻しながら笑みを浮かべた。

知らない方がいい事だってある。きっとこの本は読まない方がいい。

直感で私は思った。


「さて、孫の顔でも見て来よう」


 私は倉庫の扉を閉め、孫の元へと向かった。




 私の人生は決して悪いものではなかった。


 ――これでいいのだ。



 完

無事完結できました。ありがとうございました。

ここまで頑張ってこれたのも、みなさんのアクセス数のおかげです。

それだけを気力の元に頑張ってきました。

それではさようなら。おめでとう。

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