4話
俺たちは気が付くと見渡しのいい草原に立っていた
「ここは、、、?」
「クッソ!さっきから何なんだよ!」
[ステータスウィンドウの確認をしてください]
目に前にステータスウィンドウが表示された
さっきまでは指示しかしなかったウィンドウに
[ステータス] [装備] [インベントリ] [マップ]の項目が追加されている
よく見ると[ステータス]の項目が点滅している。
大体、こういうのって押せって意味だよな。
[ステータス]を押してみた
すると今の俺のレベル、HP、攻撃力、魔力が数値化されて
見れるようになっていた。
レベル 1、HP 100、攻撃力 3、魔力 1
よっわ!いやこれが普通なのか?でもジムに通い続けて2年の
俺の攻撃力が3?!流石にへこむわ。
あっこんな事してる場合じゃない!ショウタは!?
ショウタの方を見ると草原の崖沿いに静かに立っていた
「ショウマ!大丈夫か?」
ショウマはゆっくり俺の方に振り向いた。
「ハルト、俺、ここに来た事があるかもしれない」
「え?どういう事?」
「ハルトも見てみろよ」
この崖から見えるものは風光明媚を体現したような景色だった
崖下に広がる森や遠くに見える山々がまるで誰かに作られた自然
かの様にとても綺麗だった。
けど俺はこの場所に既視感を感じていた。
いや、俺はここに来た事がある。この景色を知っている。
「ショウマ、、、俺もここに来た事があるかもしれない」
「あぁ、俺もここを知ってる気がする」
なぜだろう。知っているはずが無いのに知っている気がする。そして
不思議なことに凄く安心する。
もうずっとここにいて景色を眺めていたい。ここで死んでもいい気がし
て来た。何でだろう初めて来た筈なのに、安心と優しさが身を包む様な
感触がする。
ガサッ
その時俺たちの後ろの草むらが不自然に動いた。
それまで景色に見惚れていた俺たちはびっくりして
その草むらの方に目線を向けた。
「なんかいるぞ!逃げるか!?」
「いや、後ろは崖だし逃げ場がない!」
「じゃあどうするんだよ!」
「戦うしかないだろ!」
ガサッっという音と共に草むらから何かが飛び出して来た!




