3話
長々と説明するだけ説明してモニターの画面が消えた
謎の人影が言っていた事を要約すると、
ここは異世界へ飛ぶための中継場で、これから俺たち
は色んな異世界に飛ばされるってことか?
かなり端折って説明されたから分からない事が多いが、
俺たちが元の世界に戻るためにはさっきステータスウィンドウ
に出ていたミッションをこなして異世界を救えば良いらしい。
「待て待て待て、異世界とか魔法とか意味わかんねぇこと言う前に
何で俺たちがここに呼ばれたのかって言う理由を教えろよ!」
ショウマはかなり苛立った様子でモニターに怒鳴ったが返事はない。
ショウマの気持ちもわかる、突然変な部屋に飛ばされて、ここは異世界
で、これから色んな異世界に転生して、世界を救ってもらいます。
何て納得が出来る内容じゃない。しかもこっちの知りたい事は
ほとんど答えられないときた。
「ショウマ、落ち着けよ」
「今の説明で何で落ち着けって言えるんだよ!」
「ショウマの気持ちも分かるけど、一旦冷静になって考えた方が良いよ!」
「何でお前はそんなに冷静でいられるんだよ!」
俺だって困惑してるし、苛立ってるし、不安だけどこういう時こそ
冷静になって考えなければもっと状況を悪化させるだけだ。
「俺だって冷静じゃいられないよ!」
「じゃあ何で落ち着けって言ったんだよ!」
「誰かが冷静なふりをしていなきゃ状況が悪化するだけだろ!」
最悪な状況になってしまった。2人とも感情剥き出しで言い合いが
始まってしまった。でも何だろう、このやりとり初めてじゃない様な?
「あぁ!クソ!」
ショウマがモニターに向かって拳を振るった。
その時、
バチッ!
モニターに電源が入った。
[複合世界の準備完了]
[プレイヤー星野ハルト、プレイヤー風間ショウマの転送準備完了]
[転送まで3、2、1]
その時モニターの横の黒い扉が豪快に開いた。扉の先からは
眩しいほどの光が発せられている。
[行ってらっしゃい]
俺たちは光に吸い込まれた。




