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マリファナとアルコール 2

ああ…、話がズレちゃった。


確かにアメリカの23の州では嗜好用マリファナは合法化されてる。

アルコールと一緒で、21歳以上なら購入・使用できるわ。


2022年末には、ニューヨークでも、州の認可を受けた合法大麻ショップがオープンして、開店当日には長蛇の列ができていたというニュースを目にしたよ。

ミッドタウン中に「Smoke Shop」って書いた派手な看板を掲げた無認可の大麻ショップが軒を連ねているのにね。


そう。タイムズスクエアとかがある、ニューヨークのエンターテイメントの中心。


街を歩いているだけで、そこら中でマリファナを吸っている人を見かける。

青臭いような、甘ったるいような匂いがして、私はイヤだった。


大学にもマリファナをやっているって人がいたの。

あくまで私の印象だけど、時間にルーズで約束やレポートの期限も守らない人だったわ。




マリファナは、何十年も前からブラックマーケット経由で流通して、マフィアの資金源になっていた。

アメリカ中で蔓延してしまって、とっくに取り締まり切れる状況じゃなくなっていた。


だからマリファナを州で管理して、マフィアじゃなくて州の収益にしたの。

NYのアダムズ市長が「合法大麻は年間4,000万ドルの税収が見込める。NY市の経済を活性化させる」と声高に訴えていたそうよ。

日本円にすると、大体60億円ね。

依存性がなければ、資金源にも税収にもならないと思うけど。


2022年には、バイデン大統領が大麻の単純所持で刑務所に収容されていた約7000人に恩赦を与えて釈放したの。


これにはいくつかの意図があるみたい。

一つは中間選挙のすぐ前だったから、人気取り。

もう一つは刑務所のコスト削減。



アメリカの刑務省に服役している刑務者が何人いるか、わかる?



じゃあ、先に日本にある刑務所の最大収容人数。

約70,000人。


で、実際に収容されている人数。

約41,000人。



よく考えてね……。






正解は、アメリカには、2,300,000人の受刑者がいるの。

230万人よ。



日本の55倍以上の人間が刑務所に入っているってこと。


アメリカの人口は日本の3倍。

で、受刑者の数は55倍。


もしアメリカの三分の一の受刑者が日本にいたら、70万人以上だから、最大収容人数の10倍以上だね。

一瞬でキャパオーバーするし、費用もすごいことになる。



囚人の衣食住や監視する刑務官の費用はタダじゃない。

つまり、莫大なコストがかかっているって事なの。

当然、それらは税収で賄われている。


大麻を違法にして使用者を捕まえると、刑務所のコストと収容人数がオーバーしてしまう。



フィラデルフィアやサンフランシスコの路上でドラッグを使用している動画がいっぱいある。


もちろん違法で逮捕される筈、なんだけど…。

実際には警察官がすぐ横を通っても、見て見ぬふり。

子供が通学している小学校の前の歩道に麻薬中毒者が倒れていても、放置。

路上でフェンタニルを過剰摂取して死亡するなんて珍しくないみたい。


交通事故や銃犯罪で死亡する人数より、薬物中毒でなくなる人数の方が多いんですって。


薬物中毒患者の人数は、把握しきれない程多いみたい。


逮捕しても収容する先がない。だから捕まえない。


NPO団体が主体になって、ドラッグをやめて社会復帰させようとしているけれど、実際リカバリーできた人は多くはないみたい。



ちなみにね、ミッドタウンを友達と歩いている時、大麻ショップのすぐ横の路地でビニール袋に入れたマリファナを売りつけている売人を見たことがある。

なんで店じゃなくて売人から買っているのか友達に聞いたの。

そうしたら、売人が売っているマリファナの方が安かったり、フェンタニルなんかを混ぜて効果を強めたりしてるんだって言ってた。

他のドラッグも売ってる。マフィアが絡んでいるから近づくなって。

ジャネルとニッキーに、うるさいくらい言われたわ。



結局、合法化されてもマフィアの資金源じゃなくなったわけじゃないんだと思う。

むしろ合法化されたから、マフィアも大手を振って販売できるようになったのかもしれないね。


だって、持っている大麻を誰から買ったかなんて誰にもわからないもの。

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