自信を持って感動したいな
──深夜の気まぐれに散文詩を書きました.
善く生きていないと感動したらいけないんじゃないかな、いやこれは少し語弊があるかな、感動はできるけど、そこまでなんだね、その感動はどんなものなんだろうね、それを僕は疑うよ、でもその人にとったられっきとした感動なんだろうね、辛いねそれは、そう言いつつ僕の感動も感動かな、善く生きていないと感動したらいけないなんて壮語いったわりにはあまり自信はないんだ、みんなだってそうだろう、殺人犯が映画を観て涙を流したとして、その涙はいったい何色だろう、辛いねそれを考えるのは、僕の涙は尋常な色かな、正直不安だよ、だけども僕は自分の感動をとても愛おしくて綺麗なものだと感じてしまう、いいのかな、僕のことが嫌いなあの佐藤くんから観れば、こんな胡散臭い涙はないね、でもさ、完璧な人なんていないってよく言うね、なら完璧な感動もないんじゃないかな、村上春樹みたいな言い回しだったね、これから先もこの命題は僕に付きまとうんだろうね、だからね、とにかく、まず自分が信じるものを守ることから始めようと思うんだ、いつか自信をもって感動を感じられるように、自分の涙の色を疑わないようにね、こんな拙い文書を最後まで読んでくれてありがとう、それじゃあ、また。