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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第五章 要塞惑星

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194/230

194 ふっ 戦えるのは私だけですね

 そして、アナベルの背筋に寒気が走った。


 後方から強い者の気配を感じたのだ。


 (まさか? 挟撃?)

 ペア2つは前方の「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」の大群に釘付けにされている。


 (ふっ、戦えるのは私だけですね)

 アナベルはレーザーセイバーを握り直した。



 ◇◇◇



 後方から迫る強い影は3つ。仮面を装着しており、素顔は見えない。


 1つが先行し、急速に接近してくる。


 残りの2つは距離をとって、ゆっくりと接近して来る。


 (恐らく…… 急速に近づくのはレーザーセイバー使い。後ろの2つはレーザーブラスター使いか、もしくは他の銃器、火砲を使う……)

 アナベルは敵の動きを読む。


 (最強レベルではないですが、そこそこ強い。あたしと同レベルといったところですね)


 (一対三。後方の狙撃を回避しながら、ほぼ同等能力を持つレーザーセイバー使いを倒す。ふっ、やるしかないですね)



 ◇◇◇



 アナベルは自分の体を守るように縦にレーザーセイバーを構える。


 そこへ急速に接近した黒い影がレーザーセイバーの斬撃を加える。


 八方へ光が飛び散る。


 斬撃をしっかりと受け止めたアナベルに間髪を置かず、二撃三撃が襲う。


 アナベルはそれをも受け止める。うっすらと汗が滲む。


 後方の二人は静観している。銃撃する意図はないようだ。



 ◇◇◇



 不意に相手がレーザーセイバーを右手の斜め下に下げる。


 「アナベルさん。強くなりましたね」

 相手のレーザーセイバー使いは自らの仮面を取り外す。


 「ラティーファさん。何ですかもうっ、いきなりっ、焦るじゃないですか」




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