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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第四章 水の惑星Ⅱ

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145/230

145 馬鹿を言っちゃいけません

 旦那だんさんとパウリーネの一騎打ちが長引く中、戦力の大半を「宙港」防衛に投入した「洗脳機関第五軍団」だが、「偵察局」側はレーザーセイバー使いもアナベルを含む四名と「洗脳機関第五軍団」の二名を数で圧倒し、「宙港」の確保は絶望的となった。


 ついに、ルカイヤは最後の指示を出した。


 「『ウィルツ宙港』は放棄します。全部隊は負傷者を回収し、予定の惑星に撤退してください。なお、負傷者を含め、撤退が困難になっている場合は『偵察局()』への投降を許可します」


 「パウリーネ様と私を回収するまで撤退できない? 馬鹿を言ってはいけません。私たちは大丈夫です。すぐ撤退しなさい。これは命令です」


 「洗脳機関第五軍団」の輸送機はあわただしく「ウィルツ宙港」を離陸した。



 ◇◇◇



 「驚いた。『洗脳機関』って、兵を使い捨てするところだと思っていたら、大事にするんだね」

 坊っちゃんの問いかけに、ルカイヤは淡々と答える。


 「他の軍団はどうだか知りませんが、私はずっとこうですよ」



 ◇◇◇



 ルカイヤの元に届くのは厳しい情報ばかりだった。だが、ルカイヤ(彼女)は驚くほど冷静だった。


 「『サン・ヴィット』も放棄します。戦闘員養成教程(プログラム)は全部破壊。ケースBQで撤退。撤退不可能な負傷者は投降を許可します」


 「惑星『ヴィールサルム』『ウーファリーズ』『クレルボー』も放棄。ケースBQで撤退。戦闘員養成教程(プログラム)は全部破壊」




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