表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第四章 水の惑星Ⅱ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

144/230

144 あんな下世話なものは破壊する価値もありません

 「副官は先の戦闘で負傷し、自らの意思でサイボーグ化して、早期の復帰を果たしたオキニィ。『サン・ヴィット』への空挺降下作戦のコードネームは『パレンバン』」


 「『パレンバン』? 『偵察局』の皆様も随分冗談がきついですね」


 「ウィルツ」への空挺降下作戦のコードネームはかつて失敗したとされる作戦名「マーケット・ガーデン」。「サン・ヴィット」への空挺降下作戦のコードネームは成功したとされる作戦名「パレンバン」。


 「そういうことだよ」


 「ふふふ。『ウィルツ』への空挺降下はあくまで陽動作戦。私らは見事にひっかかったという訳ですか。失礼ですが、今回の作戦の策定は坊っちゃん、貴方ではないですね?」


 「もちろん。僕にこんなことは出来ないよ。立案はアナベルさん。最終策定はシラネ・スカイ(姐御)だよ」


 「ふふふ。やはり、そうですか」



 ◇◇◇



 ルカイヤは坊っちゃんに銃口の照準を合わせつつ、矢継ぎ早に指示を出す。


 「工場にいる部隊は、直ちに『宙港』に回り、その防衛に加わって下さい。レーザーセイバー使いを含めた全員がです。ここはパウリーネ様と私だけで十分です。但し、撤退する際に私の作成した戦闘員養成教程(プログラム)は全部破壊して行って下さい」


 「『狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)養成のための洗脳システム』は破壊しなくていいかですって。ふん。あれは私が作ったものじゃありません。あんな下世話なものは破壊する価値もありません。放っておきなさい。これは命令です」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ