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第7話「過去からの鎖」

襲い来るフォーティンの苛烈な襲撃。

対する涼は新たなSLG「ツヴァイドリル」の助力、そして俊暁の機転によりフォーティンの撃退に成功した。


―――兄が死んだ。

そう親から聞かされた時は、ひどくショックだったことを覚えている。

訪れていた施設に凶悪犯が逃げ込み、その凶悪犯に殺された、と聞いている。

確かに兄ならやりそうなことだ。それでも、こんなにあっさりと、人がいなくなるなんて信じられなかった。


これから運ばれていく箱の中に、自分より大きく、立派だった兄―――『だったもの』がある。

飾られている写真は、自分が進学したときに兄と二人で映った写真のもの。

それを撮ってくれた両親の嗚咽、悲しみ、堪えようのない感情。どこか空虚に受け止めていた。

そうでなければ、自分のそれが堰を切って溢れてしまうであろうことを自覚していた。

ゆっくりと、自分達家族から、親族、関係者と、兄だったもの……今は骨だけのそれを、丁寧に器具を使って納めていく順番がまわっていく。


耐えきれなくて、周囲を見回しているとき、ふいに最後の骨を掴んだ少女が目に入った。

目を腫らして、自分と同じように空虚な表情をしていた―――紅髪の少女だった。


 Flamberge逆転凱歌 第7話 「過去からの鎖」


「―――ックソ! あの、あのイレヴンが、また! それに、何だあの豆粒! 悉くアタシの邪魔を、邪魔をォ!!」

荒れに荒れるフォーティン。

当然だ。自らの打った手は、悉く広瀬涼に、一部は涼ですらない単なる一般人に跳ね返された。

威勢よく出てきた割に、あまりに納得のいかない展開に、大人げなく地団駄を踏み床を凹ませる。

フォーティンは、涼に零した通りずっと施設内部に残っていた。その状態でスキュレイを操っていたのだ。

故に。

「……こうなったら奴だけでも……!」

不意に視界に入った、蒼の装甲に身を包んだ機体。SLGの残り一体。

これを使われてしまえば、後にどんな脅威になるかわからない。ならば壊してしまえ。簡単なことだった。丁度憂さ晴らしもしたかったところだ。

平然と装甲を足場に機体を上り、まずは壊しやすいポジションを探ろうとしたその時。

「そこまで」

既にその上には、見慣れた幼い顔をした人間が立っていた。

「ぎゃん!?」

驚き、顔面からぶつかり、それでも体制を立て直し作業用の足場に着地。

対する銀の髪の人間は不遜に微笑み、まるで己が飼い主であるかのように。

「もう十分でしょう。帰ろうよ」

「うっさいカストロ! 邪魔するなら死にたいってェことだな!?」

カストロと呼ぶ人間に噛みつく様は、まるで駄犬のようで。

一つため息をつくカストロ。仕方ないと、くいくいと挑発するように、突き出した右腕でサインを示して。

「来なよ」

躾をしてやる。そう言いたげに、不敵な笑みを浮かべるカストロの眼前に迫るのは、激昂し飛び出したフォーティンの姿だった。


拳。拳。脚。拳。

乱撃の合間合間、織り交ぜられるフェイント。時に思いきり姿勢を崩し、低姿勢のまま身体のバネを生かした跳ねるような強襲。

それら悉くを軽々と避け続ける。

苛立ちのままに脚を振り上げようとするフォーティン、その脚を見ることなく、不意に声が聞こえた気がした。

「右脚ハイキック」

意志を以て振り上げた脚は止まらない。言葉通り、自身が右足を振り上げていたことを、まるで知っていたかのように。

軽々とその脚は片手で掴まれ、そのまま捻られ、身体が鞭のように床に叩き付けられる。

「さあ。 ―――帰ろう?」

全く表情を崩さないまま、後頭部を踏みつけ、声を浴びせる。

勝てない。逆らえない。自らの全てを、全て見透かされている。

「ちく……っしょう……」

惨めな気持ちに震える、返事もしないフォーティンの頭を、さらに蹴りつけるカストロ。

「あぎっ……!? わ、わかったわかった、帰る!」

「そう」

その一言に、漸く理解できたかと言いたげに、脚をぱっと離し、フォーティンを解放する。

「……っそ!」

それでもまだ気持ちを捨て去れないフォーティンの様子を見てか、カストロは表情をそのままに振り返る。

「何も一回負けたくらいでぐちぐちするなよ。もう手は打ってあるよ。もちろん、キミが主役さ」

振り返るカストロが手に持っていた電子媒体、そこに映っていたのは―――。


結局、研究施設は生きていた。

フォーティンに荒らされることもなく、無事に残りのSLGの起動を終え、フランベルジュと随伴2機は巡航速度で十数分の飛行を終え、ファルコーポに帰ってきた。

着陸した3機目、大きく四角に張った肩のアーマーが特徴的な『ドライフォート』。合流により、とりあえずSLGが3機この場に集まることになった。

「しかし、こうして並ぶのも壮観だな」

これらすべてが意志を持つロボットなれば、ここまで希少な光景もそうはあるまい。

俊暁がひとりごちるのも無理はない。そもそも、一人が人型ロボットをここまで所有するケースはごく稀である。

愛機を使い分けるような人間でもない限り、多く所有する必要がないからだ。維持費や保管場所など、問題は多々ある。

とはいえ、緩やかに自己メンテナンスを行うSLGに限っては場所以外の心配は少ないわけだが。

「そうですねえ。生産企業であればまた話は別なんでしょうけど」

「説得力あるなお前がいうと」

すっかり砕けた様子の俊暁と由希子を見て、フランベルジュから降り立つ涼は思わず笑みを浮かべていた。

「すっかり仲良くなっちゃって」

『なってない(です)』

ムキになって返すところがまたそれっぽい、とは言わないでおいて。

確かにここまで強大なロボットが並べば、普通なら負ける気はしなくなる。

……それを世間が許してくれれば、の話だが。

「過剰に注目されるとまずい。出る杭は全力で潰してくるだろうし」

既に先日の一件で十分目立っているにも関わらず、より強大な力を発揮できるとなれば、今まで以上に全力を賭けて各企業がフランベルジュを潰しに来るに違いない。

そうなれば……敵の基準がフォーティンのような化け物になってしまえば、どうなるか。

どこの企業が開発したかは知らないが、大きさを考慮しなければフランベルジュを普通に追い詰めることができる。

それは機体のサイズなどを度外視し、出力と装甲を強化すれば、通常のサイズでは非常に不利な対フランベルジュ戦でも渡り合える可能性がある―――それを基準に、恐竜的な進化をしてしまえば、よりパワーバランスは激化する。

現在ある程度落ち着いた進化で保たれていたパワーバランスが変化してしまう。そうなれば、現在の秩序がどうなるか保証ができない。

文字通り、ロボットの技術力で現在のパワーバランスは保たれているからだ。

―――横に視線を落とす。明らかに疲れた様子のナルミ、今にも眠ってしまいそうな彼女の姿を見て、ひとりごちる。

「なぜ、私なんだ」

自分が選ばれた理由。過剰な力があったって、それで未来が開けるとは思えない。

不相応な力と自覚している。なぜ彼女は広瀬涼、いや、『己』を選んだのだろうか?

今更ながらに浮かんでくる疑念。子供の直観で選ばせるにしては、その力はあまりに大きすぎる。なぜ子供にそのような物を持たせた?

……考え込む涼の姿を見て、こほん、と俊暁がひとつ咳払いをする。

「ん、んん。そういや広瀬、この2機のパイロットはどうすんだ? なんなら俺が今日みたくビシっと……」

「いやあの最後の言葉ダサいですし」

「…………」

冗談めかして放った俊暁の言葉は即座にボケ殺しされ、恨めしそうに由希子にジト目を向ける。

「何ですか豆には云々って。面白いと思って食いついたんですか? 相手通じなくてしらけてますよきっと」

「そこまで言うこと!? そんなダメだった?」

必死に抗議する俊暁。急に言動を掘り起こされればさすがに納得もいかないのも分かる。

二人の反応を見ていると、自分があれこれ悩んでいたのが馬鹿らしく思える。

もしも自分の力が足りなかったら、二人のこうした和やかな光景を見ることはできなかったろう。それを守れただけでも、今は十分と思っておこう。

くす、と小さく笑みを漏らし。

「うん、ダメ」

「ちょっとお!?」

涼の言葉は、俊暁にトドメを刺すに至るものだった。

何故だかそれが微笑ましいものに思えて、ぷ、と噴き出す。

確かに困難はあったが、守れたものはあるし、守りたいものもある。そう再確認もできた。


―――しかし、その翌朝。

和やかな雰囲気の余韻、開業に向けた気持ち、それらを打ち壊しにするニュースが届いた。


『次のニュースです。

 他国との貿易用の道路敷設の件について、立ち退きを拒否している住民に対しての訴状が受理されました』

朝から流れているテレビ番組のニュースには、ナレーションとともに立ち退きの対象になっている住宅や施設などが映っている。

その中でもひときわ誇張されているのは、ひとつの孤児院だった。

『エルヴィンの端に存在する孤児院「ポインセチア」を初めとして、今回の他国に続く道路敷設にあたり、多くの住居に立ち退きの話が出ています。

 今回、建設業者はいっこうに進まない立ち退きにあたり、これを不法占拠とし、訴状を提出したとのことです』

ニュースの一部を聞いた瞬間、寝ぼけ眼でブルーベリージャムをたっぷり塗ったトーストを齧っていた涼は驚き、それを落としそうになった。

今日は完全に、朝は普段通りに支度を整え、迫る開業の準備をする予定だった。

薄いピンクの寝間着、突き出た90オーバーの胸元にあわや朝食を落としそうになる。

充電中の携帯端末を手に取ったところで、即座に電話がかかってくる。誰が相手かは見るまでもない。

『りょーちゃん、テレビ見た!?』

「見てる。立ち退きでしょ」

『そうそう。私向こう行くから。りょーちゃんも行くでしょ?』

「……準備してから行く」

気になるのは当然だが、さすがにボサボサの髪、この格好、用意した朝食を無碍にするわけにもいかない。

『そうだね。りょーちゃんも社会人だし、ちゃんと身だしなみ気を付けないとねっ?』

「まるで私が気を使っていないような……」

『だってそーだよオフだとだらしないじゃん! 私りょーちゃんの寝癖どれくらい直したと思ってるの?』

「むぎゅ」

ぐうの音も出なかった。

「……あと、留守番させるわけにもいかないし、ナルミも連れてく」

『わかった。じゃあ現地集合ね!』

話の後半のテンションがいつも通りに戻っていたような気がするが……そうも言っていられない。

とりあえず、急ぎジャムの乗ったトーストをかじる。


孤児院に駆けつけてみると、そこには殺到する人だかりがあった。

騒ぎを聞きつけたのか、それとも取材なのか。固く閉ざされた門は開く様子が見えない。

「あー……」

やはり遅かったか。面倒そうに頬をぽりぽりと掻きながら、とりあえず人混みを観察する。

「おねーちゃん、ねむい……」

欠伸を漏らすナルミをさすがにその中に入れるわけにはいかない。

しかし、ここで状況把握などと呑気している広瀬涼の思考には一つ欠けている要素があった。

「……ん? ちょいあれ」

「あ、広瀬涼!? どうしてこんなところに?」

「きっと決闘審判の仕事なんだぜ」

あ、やばい。思った時には時遅し。

広瀬涼は有名人である。先日華々しく決闘審判デビューを果たしたこともあり、その言葉は事実となっていた。

考える前に動く。ひょいっとナルミを抱え、乗り越えるにも一苦労の塀に向かって走り、迷いなく跳ぶ。

そのまま塀の頂点を足場に、慣れた様子で軽々と乗り越え、裏口ですらない訪問を果たす。

「すげえ何だ今の身体能力」

「子供抱えて塀超えてったぞ!」

「スーツがスカートじゃなくてスラックスだからちくしょう!」

「あれ絶対見えてたよなちくしょう!」

背後で騒然となる言葉に半ば呆れながら、着地した涼の前には。

「……あれ、広瀬!?」

「……角川さん?」

予想だにしない先客がいた。

「俊暁でいいよ。というか、お前ら何でここに?」

「何って。ここ、私たちの出身だけど」

その言葉に、一瞬驚きつつも、なるほど、と納得したようにとりあえず相槌を打って。

「おっさんは?」

続くナルミの言葉は的確に、音量以上に俊暁の鼓膜を抉るような耳の痛い発言だった。

騒ぎを超えた中でも、この幼さにも関わらずケロッとしている姿に、思わず涼も苦笑する。

「おっさんじゃねえ! ……俺も、ここにはちょっとあってさ」

「ちょっとって?」

聞いて俊暁の表情を伺えば―――そこには、必死に感情を出さないように、空虚でいるような表情があった。


「俺の兄さんさ。 ―――ここで、死んだんだって」

沈黙。

彼が嘘を言っているようには思えなかった。ナルミが空気を読んで押し黙っているのが感じられる。

しかし、涼が驚いているのはそこではなかった。

孤児院。死。 ―――角川。

考えもしていなかった一点が、その一言ではっとつながったように。

「……朝輝ともきさんの?」

口元を片手で抑えながら。どう感情を出していいかわからない。あまりに唐突すぎて、覚悟ができていなかった。

落としていた視線を上げると、はっと驚いた表情をする俊暁。それが、全てを物語っていた。

「……ごめん、ちょっと」

気が動転している。うまく断りを入れられていないかもしれない。

あわただしく、ナルミすら置いて、施設の裏口の方に駆けて行った。


「……そうなんだ」

「うん。ちょっと、どんな顔したらいいか」

真っ先に合流したのが、先に来ていた由希子でよかった。そのことに関して、涼は心から安堵していた。

未だ気持ちは落ち着かない。どんな顔をしたらいいか。

「りょーちゃん。自分のせい、じゃないからね」

「わかってる」

わかっている。

凶悪犯が此処に逃げ込まなければ、あのような事態にはならなかった。それは理性ではわかっている。

だけど、心では。

「……ごめん。折角来たのに、ちゃんと会えそうにない」

「誰に?」

「ふぁう!?」

呟いたところ、由希子が声をかける前に唐突に響く。

あわてて振り向くと、そこには見知った顔があった。

「アルエ!?」

「まったく、分かるけど連絡なしに来るなんて」

やや呆れながら、涼の後ろでぴしっと立つ、金の髪を真っ直ぐ流した女性。

アルエはあくまでニックネームであり、本名はアルエット。ゆったりとしたシスター服に身を包んだ碧眼の女性が、後ろに視線を流す。

「チョーさんなら暫く出てる。孤児院の運営稼ぎで頑張ってるって。で、今は私が管理してます」

「そう……」

此処の管理人が今は外に出ていることを知り、複雑な表情の涼。

「しばらく学業学業って会いに行ってなかったから、会ってない子もちらほらいるんじゃない?」

そんな涼にアルエットが視線で示すのは、開きっぱなしのドアから見える向かいの部屋の状況。

「ねー総一にーちゃん大丈夫?」

「たちのきってなに? どんな木なの?」

「ここ大丈夫? わたしたち大丈夫?」

子供たちに集まられて焦っている少年の姿が見えた。

「ああだから落ち着けって。今必死に取り合ってる、ここ守ってくれる人見つけっから、な?」

総一と呼ばれた黒髪の少年は、子供たちの輪の中でも中学生くらいの体格で目立ち、必死に宥めていた。

「あと『たちのき』は木じゃないからな。モミの木とかモチモチの木とかの仲間じゃないからな?」

「えー」

ニュースにも立ち退きの話が乗っていた以上、子供たちにそれを隠すことができない。それに、外の異常な人だかりがただごとではないことを示している。

いくらなんでも。

「あの大きい子、涼の出た後に家の事情で来たんだけど、今は子供たちの話相手に……?」

涼の知らない人間を紹介しようとしていたアルエットは、振り向けばふいに涼の表情が変わっていたことに気づく。

不安そうなそれではなく、何かに気づいたような気がして。

「アルエ。今回の件、誰か『弁護士』に話は通してる?」

「……依頼はしてるんだけど。昨日あたったところは全部駄目だって」

訴訟を受けた際、その対象は弁護士を立てることができるようになっている。

エルヴィンでは決闘審判の関係で求められる人材は異なるが、結局訴訟に対抗する人材を求めること自体は変わっていない。

それが、全部断られている。もっと言えば、やたらと孤児院にばかり人が集っている。

「―――!」

嫌な予感がした。端末を開いて検索したのは、今回の決闘審判の審判代理人。

決闘審判においては、戦闘を代行する人間の雇用が認められている。例として挙げるなら、先日のファルコーポレーション訴訟の際に同行したトーマスとパーシィの二人がそれだ。

そこに。

「そういう……こと……ッ」

血の滲んだような紅の瞳が金髪とコントラストになった、見知った女性が居た。

狂気の笑みで中指を立て、写真からでも挑発しているのがわかる……忘れるはずがない。

以前襲撃したフォーティンが、己を狙い撃ちするかのようにそこに刻まれていた。

……正確に言えば、おそらく『狙い撃ちしている』。

出身地であるポインセチアへの訴訟、集まる野次馬やマスコミ、挙句立ちはだかるのはフォーティン。

あまりにできすぎている。広瀬涼の中には、二つの可能性が浮かんでいた。

一つは、今回の訴訟自体がそもそも仕組まれており、それにフォーティンが関わっていること。

一つは―――フォーティンの裏に、騒動を操るブレインがいること。

狂気的で行動的なフォーティンだが、彼女が単独でこのような綿密な作戦を組むとは考えがたい。

何者か、広瀬涼のバックボーンを知る、少なくとももう一人の人間が今回の騒動を起こした。そうとしか考えられない。

要点を言えば、『これは何者かのブレインにより企てられた、フォーティンの復讐である』。

お膳立ては整えられている。

弁護士が一切立たないのは、広瀬涼が立つ以外の選択肢を排除するための根回し。

つまり、自らが起たなければ大事なものを壊す、という。

「由希子」

静かに問いかける。最早迷いはない。

怒りが心の雑音を消し去り、迷いなき道が見える。

「アルエ」

この場の二人に、落ち着いた口調で、宣言する。

人々のために、自分のために。できることはたった一つだった。

「私が、戦う」

そちらがその気ならば、乗ってやる。

広瀬涼の打ち立てる、『広瀬法律相談事務所』の最初の仕事は、自らの生まれ育った孤児院を守るための……『道路敷設のための立ち退き』の是非を巡る戦いとなった。


 Flamberge逆転凱歌 第7話 「過去からの鎖」

                         つづく。

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