第76話:地と人の怒りと偽神の最期
「ガイア理論」という考え方があるらしい。ガイアとは、もともとギリシャ神話における大地の女神の名前だが、ここでは地球全体の生態系、水・大気の循環などといった環境システム全体を一つの生命として見立てたものである。少し前に、ソラやハルキとそんな話をしていたのを思い出す。
220ミリガイア。その銘が刻まれた主砲は、例の基地の地下に眠っていた。これもノアシステムと同様に、滅びゆく地球を救いたいという祈りによって名付けられたものかも知れない。しかしそこから放たれた砲弾は、今まさにノアを……「完全な意識と知性を持つ存在」、すなわち「神」を騙る人工知能を、破壊しようとしている。
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科学技術の粋を集めた要塞の地下は、意外にも自然な洞窟のようになっていた。流砂を切り抜けて奥へと進む。V100コングというエンジン、220ミリガイアといった主砲によって、ウルフの形見である戦車がさらに強化されていく。
自然洞窟の奥は人工物だった。最下層と思われるコンピュータルームは異様な色彩とBGMでただならぬ雰囲気を感じたので、一旦脱出して補給とセーブをしてから再突入することにする。迷彩シールドという、エンカウント率を下げるアイテムがダンジョン内でも有効なのは助かる。
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あらためて状態を確認。乗っている戦車は、まず主人公タケルがRウルフ(「ニーナウルフ」と名前を付けてやった)。メカニックのトミーはKタイガー、ソルジャーのイングリは、最初に見つけたモスキートだ。
主砲は前述の220ミリガイアの他は205ミリキャノン、SEはエクスカリバー(主砲より弱いが重量の割に守備力が非常に高い)。副砲はバーナードラゴン。エンジンはV100コングとロケットカルメン。CユニットはSOLOMON2とエミーに、破損対策の予備であるウォズニアクIIを用意(電磁波を食らうとダメージ0でも破損することがあるのが厳しい)。
メンバーのレベルは29。伯父のデータが35だったのでまだ不安だが、ひとまずやれるだけやってみよう。
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ノアは語る。地球環境の破壊を食い止めるために、人類の文明を破壊したのは自らであると。ノアは騙る。自分自身こそが地球の意思であると。だが、人類はたくましく生き延びて再び文明を蘇らせようとしている。こんな奴に支配されてたまるものか!
最初に現れたのはサイバーウォール。画面の大部分を覆い尽くす、文字通りの壁。レーザーやミサイルの発射時のアニメーションが結構凝っている。壁らしく守備力は高いようで、220ミリガイアでようやく攻撃が通る程度だが、攻撃力はそれほどでもないので割と苦もなく撃破。
中から現れたのは2体のガードゴーレム。電気攻撃を放ってきたので、Cユニットが壊れたら嫌だなあと思いつつも、守備力は低いようで集中攻撃であっさりと撃破。
ここで戦闘シーンから移動画面に切り替わり、再び会話パートになる。ついに「神」を騙りだすノア。欲望にとらわれない純粋知性を名乗るが、一旦は引き下がろうとしたパーティを逃がすつもりはないようだ。所詮は支配欲にとらわれた人間のコピーに過ぎないのだろう。ならば、こちらも破壊するしか無い。
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再び戦闘開始。BGMがいつもと違う。ラスボス専用曲なのだろう。どういう原理かは不明だが目玉から強烈な波動弾のようなものが発射され、戦車に乗っていても300ダメージを程を受ける。ガラスに覆われた脆そうな外見にも関わらず、タケルの砲撃で100ポイント強のダメージが出る他は攻撃を通さない。
あっという間に戦車のSPが無くなってしまう。だが戦車戦はここからが本番。シャシーそのものが大破しない限りはダメージをやり過ごせる。真っ先に副砲のバーナードラゴンがやられ、Cユニットも破損する。タケルの戦車が一番重要なので、あとの2人には「かばう」コマンドも使わせる。
ようやくノアを倒した、と思いきや装甲がむき出しになり、真っ赤な姿をさらけ出した。しかしDQ1の竜王の変身のようにパワーアップしたわけではないようだ。あくまでも折り返しということなのだろうか。
各パーツが次々に破損し、Cユニットが大破して自走不能に陥るものの、未だに戦車は健在。奴の猛攻撃をくぐりぬけつつ、ついに何十発目かの砲弾が、偽りの神を破壊した。




