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令和の中学生がファミコンやってみた  作者: 矢木羽研


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side筆者:はじめての桃太郎伝説

 こんにちは、作者です。桃太郎伝説編も最後までお読みいただき、まことにありがとうございました。


 FF1、DQ1と来て桃伝ですが、実は私は『桃太郎伝説』シリーズを全くといっていいほどやったことがありません(友人宅でパスワード「ふ」を少し見た程度かな?)。桃太郎電鉄のほうはそれなりにプレイしたことがあるのですが。今回、小説のために新たにソフトを購入しました(といってもブックオフのクーポンを使って200円くらいでしたが)。


 本作は、作風的にも開発者同士のつながりという点でも、ドラゴンクエストからの影響が非常に大きいので、DQ1の直後にプレイすることに意義があると思いました。そのため、DQ1との比較となる部分は、タケルの視点で意識的に取り上げることにしました。


 本作は、DQ1同様にパスワードによる再開システムですが、それを利用したギミックはほとんど使いませんでした。せいぜい、再会するたびに宝箱が復活するのを利用するくらいです。DQ1のようなリレー方式にしても良かったのですが二番煎じになりますし、DQ1ほどには経験値稼ぎが苦にならないので、タケルにはソロプレイをしてもらいました。


 桃太郎そのものは日本人に馴染みのある物語なので古い絵本の話を出してみたりしました。あるいは、ちょうど古典の授業で竹取物語を習う中学1年生であることを活かして、教科書に触れてみたり、5つの宝物の正体をハルキの視点で考察してみたり、ゲームと離れた部分で元ネタに触れていくのは面白かったです。


 最後のお祭りのシーンは、執筆中に思いついたので強引にねじ込みました。最初から考えていればもう少し伏線を入れたでしょう。ここで満月が昇ればきれいだったのですが、カレンダーに嘘をつくことはできません。しかし再来年の第2土曜日はしっかり満月であることを確認したので、最後にあのようなセリフを出せたというわけですね。


 次回からの『MOTHER』は読者様からのリクエストなのですが、カセットの色がそれぞれ白と赤になるので、お祭りの紅白幕と重ねられてきれいな繋ぎに出来たのかな、と思います。


 それではまた、いつかどこかで。

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