恵まれている生活
朝起き、一日がまた始まる。学校に行くだけでも憂鬱なのに早起きまでさせられるなどとは中々キツイものである。
今年の春から高校生の相薔薇切奈は友も出来、楽しい日々を送っていた。
そんな彼女にも悩みがある。とんでもなく勉強が大変と言うことである。
「うへぇ、今日も宿題ワンサカですねぇ。ひどいひどい。」
嘆きつつどう処理するか考えていた時、一人の子がやって来て、
「貴方、しっかり勉強しないと赤点とって留年するよ?ただでさえテスト難しいのに···」
彼女は戸田衣理。切奈の仲良い友達の一人である。容姿端麗、頭脳明晰の素晴らしい人だ。
「うぃー。まあ適当に頑張りますか。これを乗り越えたら夏休みだからね!」
希望的に見るがやはり目は絶望を表していた。かつてからポジティブではあったもののやはり本心は消せないのだろう。
帰る支度をしているとメールが来た。
「···?ああまたスパムかな。無視しておくか。」
「どしたー?」
「ああ、スパムメールが来てたんだよ。まあネットを弄る身なのだから来る運命なのだろうね。」
適当な弁解をしておく。それよりも忌々しい学校から早く去らねばならない、ただその一心で校門へと向かう。
校門を出て親しい友人と別れていち早く家へ向かうと、ようやくついた。我が憩いの家。
「ただいまー」
人は誰もいないが挨拶はしておく。これも雰囲気と言うものなのだろう。
「さてとっ、ネットサーフィンしないとな···」
※以下ネットでの会話
あなた「帰還」
ネッ友1「おー、おかか」
あなた「いやぁ、今日も疲れたわ。今からファーストファンタジー出来る奴おる?」
ネッ友2「おかかー。今やってるけど合流するー?」
あなた「あー、行くわー。」
自分は恵まれている。何処にでも友人がいて、学校も勉強以外も不自由ない。そう、恵まれているのだー
お久しぶりです。インフルによって予防接種を受けているのに40.0℃出て小説書けてませんでした。
いやあ、本当に恐ろしいですね。皆さんもコロナやインフルには気を付けてください...
今回も読んでいただきありがとうございました!