私を愛さない彼を許さない!!!
私の名前は 『津田 麻音』21歳、今まで私の事を好きにならない
男性は一人もいなかった! この男を除いては、、、?
私は子供の頃から、男性に好かれていた、、、!
お父さんは、私を物凄く激愛していたからだ、、、!
だからなのか、、、?
お母さんは、凄く私に嫉妬していた...。
私に何かあると、、、?
お父さんは、私の為に何でもしてくれたの...。
何処に行くにも何をするにも、私を何処へでも一緒に連れていってくれた。
その間、お母さんは家で留守番している。
お母さんは、お父さんに隠れて不倫もしていた、、、!
お父さんも、お母さんが不倫をしていることを知ってて何も言わなかったの...。
ただお母さんは、お父さんに愛してほしかっただけなのかもしれない、、、!
私は、知らず知らずのうちに、、、。
お父さんを独占していたみたいで...。
お母さんは、私がお父さんを独り占めしたと思っていたの...。
*
・・・お母さんは、そんな毎日に耐えられなくなって、、、。
私が、14歳の時に自殺してしまった...。
・・・その後も。
私は、お父さんを独占し続けていたのよ。
それと、、、?
お父さん以外の男性にも興味を持つようになったのは、、、?
この頃なのかもしれない...。
男性なら、誰でも、、、。
同級生の男の子や年下もいた。
でも特に私は、グンと年上の男性に惹かれる事が多かったわ、、、!
誰かの彼氏だったり、誰かが憧れている先輩や学年で一番カッコイイ
先輩など、、、。
私は、全ての男性を独占し続けてきたの...。
▽
どうやら、、、?
私には、、、『魔性の女』と言うか、、、?
男性を惹きつける能力があったらしい。
私に、靡かない男性など一人もいなかったのに、、、。
高校2年生の時に、初めて会話した男性が私に何も感じなかった男性。
彼の名前は、『安井 努』15歳、彼には私の魅力がまったく通じなかった!
【何故? この男性に私の魅力が伝わらないのかしら、、、?】
*
そして、現在21歳になった今も、、、!
この安井努君以外の男性は、私の虜になるのに、、、!
彼には、全く通用しない、、、!!!
【どうしてなの、、、?】
▼
私は、私の魅力に気づかない彼を何とか、、、?
落としたくって、必死になって彼にアピールし続けたわ...。
『ねえ安井君?』
『なに? 津田さん?』
『お互い! もう、上の名前で呼び合うの! やめない?』
『どうして?』
『もっと、距離を縮めたいから。』
『えぇ!? もう縮まってると思うけど、、、?』
『もっともっとよ!』
『どういう事、、、?』
『思い切って言うけど! 努君はどんな女の子がタイプなの、、、?』
『僕は、静かな子がいいな!』
『えぇ!?』
『津田さんとは、“真逆の女の子”だよ!』
『・・・・・・』
*
これって、、、?
遠回しに、私はタイプじゃないと言っていると感じた...。
だから、彼は私に落ちないのかな、、、?
『じゃ、こうなったら! 私は必ず努君を落として見せる!!!』
私は逆に凄くこの時、燃えたのよ!!!
今まで、私の虜にならない男なんていない、、、!!!
『必ず、私の方へ振り向かせてみせるわ、、、!!!』
▽
・・・でも、ここから半年後。
努君に、彼女が出来たの、、、!
私とは、違うタイプの女の子。
控え目で、自分から主張しない女の子だった、、、!
私の心は、引き裂かれるほど物凄くショックを受けたわ、、、!
今までに、感じた事のないこの気持ち...。
ひょっとして、、、?
これが! 【恋】なのかもしれない、、、?
同時に、【失恋】も味わったわ、、、!
こんなにも、強く想うほど男性を本気で好きになった事はない、、、!
私の心は、バラバラになってしまったの、、、!
▼
私は、この事があってから、、、。
男性を魅了する事をやめた、、、!
努君への気持ちも捨てたし、、、!
これからは、ちゃんとした恋愛をする事を、、、!
私は誓ったわ、、、!!!
*
そんな時に現れた、、、?
高校の時の、イケメンの先輩に私は話しかけられる。
『おーい! ひょっとして、、、? 麻音ちゃん?』
『あぁ~! お久しぶりです岡嶋先輩!』
『いや~麻音ちゃん! 相変わらず可愛いね! 彼氏いるの?』
『いえ、今はいません!』
『ふーん、そうなんだ! ちょっとそこら辺でお茶でもしない?
話したい事もたくさんあるし、、、!』
『“いいですよ!”』
やっぱり、私は【魔性の女】だ!
やめる事なんか出来ない、、、!!!
『さあ~この先輩をどうしようかしら、、、?』
最後までお読みいただきありがとうございます。