表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私を愛さない彼を許さない!!!

作者: 七瀬




私の名前は 『津田 麻音』21歳、今まで私の事を好きにならない

男性ひとは一人もいなかった! このひとを除いては、、、?



私は子供の頃から、男性に好かれていた、、、!

お父さんは、私を物凄く激愛していたからだ、、、!



だからなのか、、、?

お母さんは、凄く私に嫉妬していた...。



私に何かあると、、、?

お父さんは、私の為に何でもしてくれたの...。


何処に行くにも何をするにも、私を何処へでも一緒に連れていってくれた。



その間、お母さんは家で留守番している。

お母さんは、お父さんに隠れて不倫もしていた、、、!



お父さんも、お母さんが不倫をしていることを知ってて何も言わなかったの...。



ただお母さんは、お父さんに愛してほしかっただけなのかもしれない、、、!




私は、知らず知らずのうちに、、、。

お父さんを独占していたみたいで...。


お母さんは、私がお父さんを独り占めしたと思っていたの...。





・・・お母さんは、そんな毎日に耐えられなくなって、、、。

私が、14歳の時に自殺してしまった...。





・・・その後も。

私は、お父さんを独占し続けていたのよ。



それと、、、?

お父さん以外の男性にも興味を持つようになったのは、、、?

この頃なのかもしれない...。



男性なら、誰でも、、、。


同級生の男の子や年下もいた。

でも特に私は、グンと年上の男性に惹かれる事が多かったわ、、、!



誰かの彼氏だったり、誰かが憧れている先輩や学年で一番カッコイイ

先輩など、、、。


私は、全ての男性を独占し続けてきたの...。



どうやら、、、?

私には、、、『魔性の女』と言うか、、、?

男性を惹きつける能力があったらしい。



私に、靡かない男性など一人もいなかったのに、、、。




高校2年生の時に、初めて会話した男性が私に何も感じなかった男性。


彼の名前は、『安井 努』15歳、彼には私の魅力がまったく通じなかった!


【何故? この男性ひとに私の魅力が伝わらないのかしら、、、?】





そして、現在21歳になった今も、、、!


この安井努君以外の男性は、私の虜になるのに、、、!

彼には、全く通用しない、、、!!!


【どうしてなの、、、?】




私は、私の魅力に気づかない彼を何とか、、、?

落としたくって、必死になって彼にアピールし続けたわ...。


『ねえ安井君?』

『なに? 津田さん?』

『お互い! もう、上の名前で呼び合うの! やめない?』

『どうして?』

『もっと、距離を縮めたいから。』

『えぇ!? もう縮まってると思うけど、、、?』

『もっともっとよ!』

『どういう事、、、?』

『思い切って言うけど! 努君はどんな女の子がタイプなの、、、?』

『僕は、静かな子がいいな!』

『えぇ!?』

『津田さんとは、“真逆の女の子”だよ!』

『・・・・・・』





これって、、、?

遠回しに、私はタイプじゃないと言っていると感じた...。



だから、彼は私に落ちないのかな、、、?


『じゃ、こうなったら! 私は必ず努君を落として見せる!!!』



私は逆に凄くこの時、燃えたのよ!!!




今まで、私の虜にならない男なんていない、、、!!!



『必ず、私の方へ振り向かせてみせるわ、、、!!!』





・・・でも、ここから半年後。

努君に、彼女が出来たの、、、!



私とは、違うタイプの女の子。

控え目で、自分から主張しない女の子だった、、、!



私の心は、引き裂かれるほど物凄くショックを受けたわ、、、!




今までに、感じた事のないこの気持ち...。


ひょっとして、、、?

これが! 【恋】なのかもしれない、、、?



同時に、【失恋】も味わったわ、、、!





こんなにも、強く想うほど男性を本気で好きになった事はない、、、!

私の心は、バラバラになってしまったの、、、!





私は、この事があってから、、、。

男性を魅了する事をやめた、、、!


努君への気持ちも捨てたし、、、!




これからは、ちゃんとした恋愛をする事を、、、! 

私は誓ったわ、、、!!!






そんな時に現れた、、、?

高校の時の、イケメンの先輩に私は話しかけられる。



『おーい! ひょっとして、、、? 麻音ちゃん?』

『あぁ~! お久しぶりです岡嶋先輩!』

『いや~麻音ちゃん! 相変わらず可愛いね! 彼氏いるの?』

『いえ、今はいません!』

『ふーん、そうなんだ! ちょっとそこら辺でお茶でもしない? 

話したい事もたくさんあるし、、、!』

『“いいですよ!”』




やっぱり、私は【魔性の女】だ! 

やめる事なんか出来ない、、、!!!



『さあ~この先輩をどうしようかしら、、、?』






最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ