ダンジョンⅠ
変なとこご意見ありましたらコメントをよろしくお願いします
禁呪であったため実際に見たことは無かったがダンジョンとはこのような感じになっているのか。
「やはり外から見た感じより広く感じるな。」
「ダンジョンは空間が拡張されてますからね。」
それにしてもダンジョンと言うだけあってやはりいりくんでいるな。
「ルル、道の記録を頼んでいいか。」
「え、私にできるかな?」
「曲がり道を記録していくだけでいい、そうしないと迷うからな。」
戦闘は私がするから記録していて両手が塞がるのは致命的だ。ルルに任せれば大分楽になるだろう。
「わかった、やってみる。」
「っと、魔物だ。ルル下がれ。」
「はい。」
今回もやはりゴブリンかゴブリンの生息力は昔と変わらないな。昔は間引いていたのだが、まあ迫害されたハーフが逃げ込むような土地だ仕方がないだろう。
他のゴブリンを寄せ付けても面倒だ。
『"ロックバレット"』
「ギャッ………」
なんとか気付かれずに殺すことができた。
干渉力が強ければ顔の回りの空気をなくせばいいが俺はそこまで強くないからな。
「まだまだいそうだ。さっさと行くとしよう。」
「はい」
ゴブリンは最下級の魔物だが数が揃うと面倒臭いからな。
「そういえばルル、治癒魔法はどの程度使えるんだ?」
「えーっと、骨折ぐらいは治せるわ、でも部位欠損はちょっと………」
一般的な治癒術師程度か。
「それぐらいできれば十分だ。いざとなったら頼む。」
「任せなさい。」
期待しておくとしよう。
「グギィ」
ふむ、またゴブリンか
『"ロックバレット"』
「ギャッ………」
「やっぱりカイルって強いね。あっ、階段があるよ。」
「次の階層への階段だな、行くぞ。」
「うん。」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
この階層も前の階層とそう変わらないが。
「恐らくそろそろオークが出だすはずだ気を付けろ。」
「オークってどんな技を使ってくるの?。」
「基本力押しだ。遠距離攻撃も石を投げるくらいだからそれさえ気にしてればいい。」
恐らくリビングアーマーやアンデットナイトが出だしたらそうもいかないだろうが。
「恐らくオークもロックバレットで一撃だろうから安心しろ。」
「そんなに魔法使って大丈夫なの?」
「魔力量は多い方だからな。」
魔力量だけならば一流の魔術師なんだがな………
「そうなんだ、私は大怪我でも治すと一発で魔力なくなるから羨ましい。」
「魔力は使えば使うほど強くなるから頑張れ。」
「そうね、がんばるわ。」
治癒術師は貴重だから魔力が少なくても重宝されるだろう。
「ほら階段だ、行くぞ。」