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しるし3(詩集)

春の詩(踏み切りと菜の花)

作者: さゆみ


くらいくらい中に

けたたましい音がする

もっともっとくらいくらい

もあもあくれーじー

うたうよ

声高らかに

さよなら

たのしかったよ

ありがとう

もう わすれるね


快速に乗って四人席

窓の外じっと見てるふり

とぎれた会話うめるため

川があり土手があり

一面が黄色であふれだす

きれいだね

あたたかい

でも さわれない

さよなら

とおりすぎるね


鈍感な空に覆われて

情けない涙は引っ込めて

いつもの風の中歩く

ピンクベージュのトートバッグ

肩ひもがずり落ちた


きのうのよるの遮断機と

きょうの昼間の春の色

あしたのあたしは寝そべって

へいわな詩を書いている

さよなら

たのしかったよ

ありがとう


またね






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― 新着の感想 ―
[良い点] ∀・)フラッシュバックな感覚を感じさせる作品ですね。パッと明るくなるけどパッと暗くもなる暗転を巧く用いた映像が浮かびました。それでいて言葉遣いが可愛いので何とも惹き込まれやすい作風になって…
[一言] 東京と神奈川を結ぶ赤い電車を想像しちゃいました 電車から見える風景って四季折々ですが、繰り返す日々の中で見過ごしていることも多いかもですね
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