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第一話 親の心持ちは子どもにも影響する

テヌ・ホキムの王都を出たのは、夜明け前のまだ暗い時間だった。

見送りに来てくれたのは、ルドク王子とセヌバタ宰相、ベルータさんとサンナさんの4人。

サンナさん以外は、どうやら寝ていない様子で、さすがに眠そうだった。

私たちは勇人に合わせてかなり早めに就寝しているけれど、普通はそうもいかないよね。

魔法の普及で明かりも豊富だし、夜まで仕事をしている人も多い。

となれば、早朝起きだすよりも、いっそのこと徹夜で仕事でもしていた方が、確実に起きていられる。

宰相さんなんて御年75歳だって聞いたのに……大変だなぁ。


アイテムボックスから軽四風キャンピングカーを取り出したときには、さすがに4人ともぎょっとしていた。

ベルータさんの手が、剣の柄を握ったのを私は見逃さなかったよ。

突然現れた見たこともない物体……まぁ、驚くよね。

乗り込んで出発したら、それぞれに頭を下げたり手を振ったりして送り出してくれた。

私たちも、窓から手を振った。

結局、1ヶ月以上お世話になったのよね。

心境としては複雑。


勇人ゆうとはまだぐっすりだったから、運転席と助手席の間にあるベビーシートに寝かせておいた。

運転は、まずは哲人てつひとに任せた。

アクセルやブレーキの位置は普通の車と同じだからか、わりと運転しやすいらしい。



エンジンがないので、電気自動車のごとくタイヤの音がする程度で静かに進み、王都の端もすんなり突破した。

さすがに、王都は道が整備されていて走りやすかった。

対して街道は、基本的には踏み固められた土だ。

どうしてもスピードが落ちる。

そうして、南へ向かう街道を進んだところで、予想通り穏やかでないお見送り?があった。


「おい、なんだあの箱は?!」

「あれだ!あれに違いないぞ!」

「来るのが早すぎる!」

「だ、大丈夫なのか?ぶつかったらこちらがやられそうだ」

「ブラックベアより一回り大きいくらいだろうが!こっちにゃ20人もいるんだ、なんとかなるはずだ」

わらわらと木陰から出てきた人がたくさん。

穏やかでない空気に、堅気でなさそうな風貌の人がほとんど。

それぞれ手に武器を持っているから、確実にこちらに敵意を持った人たちだ。

誰に雇われたのか知らないが、いい度胸だな。

こちとら戦車並み以上に強化した、現在時速50キロで進んでる空間詐欺キャンピングカーよ?

勢いに乗ってはね飛ばしてやろうか。

……いえ、やりませんよ。

折角の新車を血で汚すつもりはない。

放置して後ろを付いてきてもめんどくさいし、事前の相談通りにすることにした。

「<王城の地下牢へ、襲ってきた全員、手足は縛っておく><よい夢を、真実をすべて告げるまで>」

これで、依頼主が分かって首謀者も引きずり出されるはずだ。

首謀者が誰か分かったら、宰相さんたちと連絡を取ったときに教えてくれるだろう。

依頼主や首謀者を捕まえたら、細工した地下牢の一部屋に入れるといいよ、とルドク王子に言っておいた。

部屋や物に魔法を固定して発動させられる、ということが、哲人の調査によって分かったので、全部白状するまで例の地獄夢を見るよう細工したのだ。

ちなみに、『よい夢を』の魔法はパターンが進化して、痛いのと苦しいのと気持ち悪いのになった。

哲人に教えると、気持ち悪いものの内容はマジで勘弁して欲しいと言われた。

男性って、案外虫に弱いわよね。

どれくらいの期間魔力が保たれるのか分からないけど、精神的にはかなりクルらしいから有効活用するといいと思う。

ちゃんと、犯罪を犯していない人には無害であるようにしたからね。

冤罪な人がひどい目にはあわないよ。


「ちょ、ちょっと邪栄やえちゃん……」

魔法を使って満足していたら、哲人が半笑いで話しかけてきた。

バックミラーをチラチラ見ているけど、危ないから前を見てよね。

「なぁに?ちゃんと運転しててよ」

早朝だし、見張らしはいいから事故なんて起こらないだろうけどさ。

「いや、その……なんで転移魔法にしなかったの?」

「え?」

「ぷっ、後ろ見て、後ろの上の方」

哲人は、とうとうこらえきれずに吹き出した。

何のことやら、と振り返って見てみた。

後ろの窓は、運転席側から見通せるし、わりと大きい。

だから、かなり広い範囲が見渡せる。

「あっ……」

遠くに、空飛ぶ人影が多数。

それらが、かなりのスピードで、ウゴウゴともがきながら遠ざかっているのが分かる。

「しまった、移動方法考えてなかった」

転移したら早かったのに。

とにかくお城の地下牢に突っ込むことしか頭になくて、移動する方法とかそのあたりを考えなかったら、空を飛ばすことになったらしい。

何が起こったか分からぬまま猛スピードで空を飛ばされるなんて……。

あれじゃあ、痛い夢よりずっと恐い拷問だ。

「ぷぷ、文字通り人がゴm」

「それ以上言わない。せめて蟻んこくらいにしとこうよ。私が深く考えなかったせいで可哀想に」

「邪栄ちゃん、表情が言葉を裏切ってるよ」

「あら嫌だ、顔は正直なのね」

恨むなら、私たちを敵に回した依頼者か首謀者を恨んでね。

遠くから酔い止めの魔法を追加しておいたのは、せめてもの情けだ。

「今からでも転移させてあげればいいのに」

「スピード出てるから、一旦止めて、その後で転移させなきゃいけないわよ。あのまま転移したら、地下牢の中で衝突事故になっちゃう。そうなったら、サンナさんたちが掃除したり怪我の治療したりってめんどくさいし、いっそこのままでいいじゃない」

「それは、確かにめんどくさいね」

「んん、……たぁ」

おや、勇人が起きた。

安全に運転していくからね。




朝から襲ってきたやつらを王城方面に飛ばした後、少し相談して街道を少し外れたところを進むことにした。

また襲われたとき、近くに人がいたら怪我をさせてしまうかもしれないからね。

道は大丈夫、索敵してるから頭の中に地図もどきがある。

魔法の仕様か、がたがた道でもクッションが効いていて、ゆるーくがたがたなる程度だ。

勇人は、前を楽しそうに見て大人しくベビーシートに収まっていてくれた。

そうして午前中に1度運転を交代し、昼頃には村らしきところに近づいたのだけれど……。

小さな村らしく、索敵しても食堂や宿のようなところがなかった。

あったのは、普通の家がいくつかと、小さな雑貨屋らしい店舗が1つ。

そこで、少し離れたところにキャンピングカーを停めて、車内で昼食を作って食べることにした。

材料は大量に用意してくれたので、冷蔵庫に詰め込んである。

「久しぶりすぎて、作り方忘れてない?」

「失礼ね、私が何年食事を作ってきたと思ってるの?」

私の蹴りは華麗に回避された。

ちっ、まだ料理中だから追いかけられない。

結婚してから勇人ができるまでの3年ほど、私たちは2人きりだった。

だから、少なくとも4年は主婦やってるのよね、私が。

哲人はよく手伝ってくれてると思うけど、残念ながらお手伝い。

まぁ、残業時間が違うから仕方ないのかな。


勇人はこちらを眺めてから、手に持ったガラガラいうオモチャを振りだした。

あのオモチャは、ルドク王子が昔使っていたらしい。

どうにか勇人がなついてくれないか、と持ってきた物だ。

しかし勇人はオモチャだけを気に入り、ルドク王子にはなつかなかった。

甥っこ姪っこにはそれなりになつかれているらしく、結構ショックを受けていた。

仕方ないよね、ただでさえ知らない大人の男の人は恐いらしいから。

女性のサンナさんですら、ようやっと近づいても逃げなくなった程度だったのだ。

ルドク王子が無理やり抱っこしようものならギャン泣きで、お城の周りだけ大嵐になった。

勇人は、本気で嫌がって泣くときにだけ、嵐を呼ぶらしい。

普段、私や哲人にワガママを言ったり、夜泣きしたりするときは、嵐にはならない。

ほかの人が関わるときだけだ。

どうにか制御してほしいところだけど、この年の勇人にそれは無理だ。

というわけで、私か哲人がいつも一緒にいる。

そうでなくても、勇人を一人にするつもりはないけれど。


「たゃー!たったったゃぁ!」

ほんと、ガラガラが楽しそうで可愛い。

蹴られない位置に移動しやがった哲人だけ、スープにベーコン入れてやらないぞ。

「ごめんごめん。邪栄ちゃんのご飯はいつでも美味しいよ。ほら、お城暮らしが予定よりかなり長くなったからさ」

ふむ、謝るなら許さんでもない。

そんなこんなで昼食を作った。

大丈夫、血も爪も入ってはいない。

調味料で少し迷ったけど、知らないものは仕方ないよね。

味見したらだいたい分かったし。



「いただきます」

「はい、どうぞ」

「んーぱ!」

朝食は作ってもらったサンドイッチで済ませたから、温かいスープとサラダ、肉野菜炒めとパンだ。

勇人には、お粥とスープ。

「だっ!んー!!」

「えー?どうしたいの?」

スプーンにお粥を乗せて食べさせようとしたら、嫌がってしまった。

いつもはご機嫌で食べるのに、珍しい。

「俺があげてみるよ。ほら、勇人」

哲人がスプーンを受け取って、勇人に近づけた。

「ん!」

ぷい、と横を向いて拒否。

すごく可愛いけど、どうしたんだろう。

「なんで食べたくないの?お粥よりパンな気分なのかな?」

そう言って、哲人が自分のパンの柔らかい所をちぎった。

勇人の口元に持っていくと。

「んー」

勇人がそのパンを手に取った。

そして手に持ったパンを少し眺めた後で、あーん、と大きく口を開けてその手を口に運んだ。

「……!!」

「……?!」

哲人と2人で、息を飲んで見守った。

小さなお口を思いっきり開いて、手のひら全体を使って小さなパンの欠片を頬張る勇人。

「か、可愛いっ……!!」

哲人がもだえている。

可愛くないはずがない。

「すごい。すごいよ勇人!よくできたねぇ!」

満面の笑顔になっている自覚はある。

勇人はモグモグしながら笑顔だ。

これは、褒められていると分かっているに違いない。

あぁ可愛い。

「うわぁぁあ、可愛すぎて辛いいぃぃ」

そして哲人は机に突っ伏して壊れている。

キャンピングカーの中で食べることにして正解だったな。

どこかの店とかだったら、哲人は完全に不審者だ。



勇人の可愛さにもだえていたのが収まった哲人は、一口スープを飲んで小さく呟いた。

「はぁ、味噌汁が飲みたい……」

実現魔法では、物は呼び出せるが食品は呼び出せない。

なぜかは分からないが、食事だけはこちらで用意するしかないらしい。

だから、和食はとんと食べていない。

「私も煮物とか食べたいなぁ」

「だよねぇ」

「たーう」

勇人も、味噌汁の上澄みがかなり気に入っていた。

そろそろ、普通に味噌汁が飲めるようになっているかもしれない。

これはあれかな。

「作り方を調べて作るしかないかなぁ」

材料さえこちらにあれば、多分実現魔法なりなんなりで加工できるんじゃないかな。

味噌とか醤油とか味醂とか鰹節とか。

作り方は、スマホで調べられるし。

「ちょっと待ってね……うん、こちらの材料を使って、魔法で加工することはできそうだね」

さすが哲人、賢者様々。

「ほんと?それなら、大豆と鰹と昆布を探そうか。お米はあったからね」

「うん、ダンジョンのついでに海の方まで出て探そう。大豆は、街とかの市場で探してみようか。もしかしたら、同じような調味料も見つかるかもしれないし。勇人も味噌汁が楽しみだねぇ」

「んーぱ!」

あの後、勇人は何度も手掴みでパンを頬張った。

ある程度食べて満足したのか飽きたのか、その後は大人しくお粥とスープを食べさせてもらっていた。

すごいなぁ可愛いなぁ。

勇人のためなら、お父さんもお母さんも頑張っちゃうよ。




その日の夜は、街道から逸れた林の中にキャンピングカーを停めた。

索敵したところ、近くに街があるようだが、今日はキャンピングカーで休むことにした。

魔法でカモフラージュした上に、人避け魔獣避けしておけばまぁ安心かな。

近づくものがいたら、アラームが鳴るようにもしてみた。

なんてそこまでしてキャンピングカーで寝泊まりするのかって?

勇人が賑やかにするから宿に泊まりにくいっていうのもあるし、必要なさそうだけど節約もあるし、キャンピングカーに泊まってみたかったのもある。

でも、一番の理由はお風呂だ。

このキャンピングカーのお風呂には、湯船がある。

日本のシステムバス的なお風呂。

唐突に和食を食べたくなったけど無理だから、せめてお風呂だけでも、と。

お湯は魔法で、空気から水を合成して温めた。

化学の知識って変なとこで役に立つものよね。

久しぶりにゆったり浸かって、身体の芯から温まった。

やっぱりお風呂は気持ちいいね。

勇人は、哲人に入れてもらってこれまたご機嫌。

お風呂って、こっちで流行らせられるかな。



お風呂に入って寝る準備をした後で、宰相さんから預かった連絡用の水晶を使った。

定時連絡は、数日に1回の予定だけど、今日は初日だからね。

水晶に魔力を込めると、ふわりと光り、水晶の中に宰相さんとルドク王子が写った。

水晶型テレビ電話か。

「こんばんは、哲人です」

[あぁ、ようやく繋がりましたか]

ほっとしたような表情のルドク王子。

[予想通り、残党がおりましたようで……すでに、ほぼ全員がすべて吐いた後ですぞ]

くたびれたように言ったのは、宰相さんだ。

しかし、ちょっと口を割るの早くない?

[あやつらは口を揃えて、牢に下ろされたときに生きていることを感謝したと言っておったよ。さすがに、あのような目に遭ったと広まれば、ほかの残党への牽制としては充分じゃろう]

宰相さんは、なんとも言いがたい表情だ。

強制空中遊泳は随分効いたらしい。

意図してはいなかったんだけど、結果オーライ、かな。


奴らの言うところによると、首謀者は例のモブ男爵だったそうだ。

財産半分なくしたから?

無理矢理世代交代させられたから?

でも、それは逆恨みだ。

中心的な存在だったはずの侯爵には、見張り役が付いている。

動きはなかったから、今回は関係ない可能性が高いらしい。

しかし、侯爵が命じたのでないなら、モブ男爵はどんな理由で動いたんだろうか。

まぁ、地下牢に放り込んで数日経ったら全部分かるでしょ。

[そうそう、捕まえたやつらの中に、国として指名手配しておった犯罪者が混ざっていたんじゃが]

「そうですか。では、そちらはお好きなようになさってください」

[手柄を横取りするようで、すまんのぅ]

「いえいえ、今回の件とは別になりますし」

どうやら、モブ男爵はお金で裏の稼業な人たちを雇ったらしかった。

今回、現行犯で捕まえたから、ついでに余罪についても吐かせるつもりだとか。

そういえば、朝彼らにかけた魔法、ざっくり『真実を告げろ』くらいしか言ってないから、もしかしたら余罪も全部吐くまで悪夢を見るかも。

そう言うと、哲人が調べてくれた。

よく分からないが、私が曖昧なままかけた魔法の詳細を調べられるようになったらしい。

賢者って便利ね。

「あ、うん。邪栄ちゃんのいう通り、犯罪関係全部吐くまで夢が終わらないね」

「無自覚のは?」

「それも全部。国の法律で犯罪と定義されているものは全部聞かないと、多分夢を見続けるよ」

「うわぁ鬼畜」

「自分で言うとは本当にきちく……いてっ」

小さく蹴っておいた。

わざとじゃないよ不可抗力だよ失礼な。

[ヤエ様は本当に……味方でいてくださって心強い。こちらとしてはありがたいことです]

ルドク王子、あなたもなんか言葉を飲み込んだね?

いや、いいとも。

そちらが敵にならない限り、敵にはならないつもりだからね。


報告やら相談が済み、水晶への魔力の流れを切ると、ただの透明な玉に戻った。

使いまくっててなんだけど、ほんとに魔法って不思議だ。



[それじゃあ、今は旅行してるのね]

「りょ、旅行って言えるほど安全かどうか分からないけど……」

[あら、安全でないところに勇人ちゃんを連れていくの?]

「いや、勇人は絶対安全よ」

[そう、なら安全に旅行できるんじゃないの]

まだ勇人が寝そうになかったので、母に通話してみた。

色々説明したのだが、母には探索の旅が旅行として変換されたらしい。

いいけどね。

[無理はするなよ、千栄さんも私も心配するから]

横から口を出したのは父。

千栄とは母の名前だ。

向こうはスピーカーにして、二人で話を聞いていたようだ。

そうね、無理はだめよね。

「それから、勇人が手掴みでパンを食べられるようになったわよ」

[え?!それはすごいわねぇ、成長してるのねぇ。それ見たいわぁ]

「写真も動画も撮る暇なかったのよ」

[えぇー?見たいわよぅ。次は撮ってちょうだい!]

「はいはい」

[絶対よ?]

「分かってる。私も画像で残したいから、ちゃんと撮るわ」

[お願いね。もう、私がそっちにいれば、絶対撮り逃さないのに]

それは常にスマホを携帯しているからだろう。

こちらはしまい込んでいるから、すぐにカメラを起動させるのは難しい。

でも、私も動画にしておきたいし、次の食事のときにはカメラを準備しておこう。



後で連絡したお義母さんも同じような反応だったらしい。

あちらは、お義父さんはお義母さん経由での伝言のみのようで、話してはいないと哲人が言った。

息子と娘の差かな。



それぞれの両親への連絡も終えて、就寝することにした。

勇人は添い乳(一緒に寝転んで授乳する体制)で寝るから、引っ付いていて暖かい。

今日は、わりとすぐに眠ってしまった。

どうやらリラックスしているらしい。

このところ眠るまでに時間がかかっていたのは、やっぱり私たちの緊張が伝わっていたかな。

お城の中は自分の家じゃないし、気が張るのは仕方ないのだけれど。

魔法でガチガチに守ってるとはいえ、キャンピングカーの方が安全に感じるのってどうなんだろう。


「俺は、勇人が嬉しいならそれでいいよ」

哲人が当たり前のように言った。

確かにその通りね。

私たちがリラックスしているのが勇人にとってのリラックスに繋がるなら、これからもキャンピングカーでいいのかも。

街中に入る必要がなければ、ね。

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