第九話 隣町でお買い物♪
「うぅ〜〜〜〜〜〜」
「海 いいかげん泣くの止めたら?」
「だって〜〜〜」
「それにしても海危なかったわね 私が後少し遅かったら………」
追いかけられて逃げ続けたのはいいけど、途中でまたまた行き止まりにはまり、皆が飛び掛ってきた瞬間恵美がやってきて蹴散らしてくれたのだ
「お願いだから言わないでよ 考えたくないんだから」
「それにしてもほんとにクラスの男子に襲われるなんて考えもしなかったわ 海も可愛さに磨きがかかっわね」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「ちょっと 海? あ〜 泣き止むどころか更に泣いちゃったよ」
「でも泣いている海菜も可愛いな〜」
いつの間にか隣を歩いていた祐樹が言う
「!!!!!!!! 祐樹の 馬鹿ぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
見事に蹴り(当然魔力込)が祐樹の鳩尾に決まる
(強化したい場所に魔力を込めるとその部分の身体能力が高まるらしい 今の場合足に魔力を込めたから今の蹴りも普通より格段強くなってる)
何か奇声を上げて倒れたけど気にしない
〜〜〜10分後〜〜〜
「海 もう大丈夫?」
「…………うん」
「それより……… 今日一回も授業受けてないけど大丈夫かな?」
「いんじゃない? 皆普通に授業抜けてるし」
いいのかよ!! 何をやってるんだ教師!!
「それより、授業も終わったことだし隣町に行かない? ここと違って結構賑わってるわよ」
「へぇ 行ってみよっかな」
これから買い物をしたり後バイトもしないと行けないから一応見ていくか
「俺も行く!!」
いつの間に復活した祐樹が言ってきた
……鳩尾に魔力込めて殴ったうえ、麻酔針もも一応刺していたのに何で復活してんの!?
「祐樹…………………………」
「何だ?」
「ウザイからもう一回眠れ!!!!!!!!!!!!!!」
そう言い放って僕はもう一度気絶させる
当然麻酔針(3日間は普通の人は起き上がれない威力………らしい)を刺すのも忘れずに
「じゃあ行こっか♪」
「うん」
〜〜〜隣町〜〜〜
「結構近いんだね」
「まぁ電車だったしね」
隣町までは電車ですぐだった
「さて どこから行くかな」
「海〜〜こっちこっち」
いつの間に一つの店の前に恵美は移動していた
「遅いっ!!!!!!!」
待つこと既に30分
店に入ったのはいいが、恵美が洋服に夢中なので、別行動をとることに
バイトの情報とかを見て回って待ち合わせに決めた喫茶店で待っていた
ナンパして来るのが多いために振り切るのに時間がかかって、とっくにもう恵美は来ているのかと思っていたが、いないうえに全く来なかった
「お 海 もう来てたの?」
「遅すぎ!!」
「女の子のショッピングは長いのよ」
「……………まぁいいや」
色々突っ込みたかったけど何か突っ込む気分が失せたのでスルーすることにした
その後、少し食事をとって駅へと向かう
しかしまたまたナンパが多いこと………
我慢できなくなってナンパしてくる野郎共を片っ端から蹴散らして行く
少々時間がかかるので恵美には先に帰ってもらった
「はぁ………… ようやく片付いたよ」
とりあえず伸びてる奴らを積み重ねて置いておいた
「さて、そろそろ帰るかな」
そう言って駅へと向かう
電車に揺られながら、バイトのことを考えた
「う〜ん……… 今日一日探したけどなかなかいいとこ無いんだな……… もうそろそろ金も危ういし……… 早く見つけないとな」
なかなか危ない状況なのであった
次回あたりで新キャラ登場です!!
期待していてください