第五話 憂鬱だぁ…
「はぁ〜〜…………………」
「何でこんなことになったんだか」
僕は何もかも失ったように感じた
「何で祐樹と同じ寮に… というか魔術師って何!? そのうえなんで女装なんて…!」
母さん… 僕は貴方を激しく恨みます
そして父さん 何でここに行くのをOKしたんでしょうか? もう一回半殺しに……いや…次はほんとに殺します
僕が激しい絶望感に覆われていると、2人の人影が見えた
「祐樹!!先に言っておくが抱きつかないでよ!?」
「嫌だ」
「……祐樹も半殺しにしといてあげよっか?」
「それも嫌だ」
「じゃあおとなしくしていてね♪」
「……………はい」
僕が激しい怒りと悲しみのオーラを発していることがわかったらしく、祐樹は素直に言うことを聞いてくれた
めずらしいこともあるもんだ
「じゃあまず私達の住む部屋を海に教えないとね」
そう言って恵美は歩き出す どうやら祐樹と僕のやりとりはもう飽きてきたらしい
「着いたよ〜」
「へぇここが… 結構大きいんだ まぁこの学校の異常なでかさだったら普通…なのかな?」
「あ、一応部屋が分かれているから安心して まぁ流石に鍵まではできないけど」
「まぁそれなら少しは安心…だな」
「あ、やっぱ祐樹が乗り込まないためにバリケードでも造ったほうがいいかな?」
「いいけどそこまでできるほどの物は無いよ」
「えぇぇ」
「これで俺は海菜と……」
「祐樹? また蹴りくらいたいのかな?」
「……………」
「ところで海菜? この袋は…?」
「……言わないでくれる? 見たいんだったら勝手に見て………」
「あ、制服だ〜 しかも女子用 これ着た海菜見てみた ぐは」
はい殴りましたよ 流石に素手ではあんま効かないからその辺にあった壷で(ちょっと高そうだったけど)
「因みに海の部屋は一番奥だよ」
恵美はその後、風呂場やトイレの場所などを簡単に説明してくれた
「早く休もう…… 今日は疲れた」
僕はそう言いながら、自分の部屋に行ってまだ夜でもないのに寝てしまった
またまたとってもうっす〜い内容になってしまいました
次こそはちゃんと書きたいです・・・