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月影のエレメンター〜設定編Extra〜  作者: ハイエナ=エレメント
『魔境書』他伝
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技術水準

 今日は9月23日、二十四節気の一つである「秋分」の日ということで、昼夜はほぼ同時間になりますね。これから昼の時間はますます短くなっていく様に感じると思います。


 9月23日の誕生花は、「ヒガンバナ」だそうです。別名に曼珠沙華まんじゅしゃげ、リコリスを与えられた毒を持つこの花の花言葉は「悲しき思い出」、「あきらめ」、「独立」、「情熱」です。


・神工の星

・プラスチック

・テクノロジー格差

・海上輸送

 「地球」を天然の生物の惑星とすると、「魔境」は神工じんこうの惑星である。

 また、地球と比べて地質時代が短く、バクテリアの数の増え方についても、地球と比べて速かった。


 そのため、古代の動植物の遺骸から生成される化石燃料が極端に乏しく、特に石油が圧倒的に不足している。


 これによって、科学が地球に遅れをとっており、都市部と農村部、またそれぞれの分野においてもテクノロジー格差が生じている。




 石油が希少であるために、交通手段に自動車や航空機等を積極的に選べず、道路のアスファルト舗装もできない。

 自然エネルギーと魔力によって、都市部では近未来的に発展を遂げているが、両者とも供給においては不安定なため、汎用性には乏しい。


 何より、暗黒世界との戦争によって軍事にエネルギーや資源が優先されるため、都市部の住民でも科学の恩恵にはそこまで与っていない。


 そういった理由で、プラスチック製のものは市井や一般的なエレメンターの間においても、とても希少で価値が高いものとなる。






 魔境の技術水準は都市部と農村部、階級の高低によって大きな格差が生じている。

 例えば、都市部では電気器具を用いた製品も一般的であることが多いのだが、地方や辺境に行くと、電気を全く使用せずの生活である。簡単に例えると、先進工業国と発展途上国くらいの差が近い。


 しかし、都市部の住民だとしても、地球の最先端テクノロジーに触れられることはほぼなく、その大半は軍事に用いられている。故に、最先端の技術を魔境で誰よりも知っているのは、都市部の科学者、技術者ではなく、軍人である。


 しかしながら、リニアモーターカーは既に交通手段の一つとして浸透している状態になっている。

 トイラプス帝国の東端にある首都と、フレア帝国の首都ラーを経由して、広大な大陸の西端に位置している商業都市マーキュリーを、大陸を横断する様に繋ぐリニア新幹線が存在している。未だ航空機が汎用化されておらず、竜の力を借りなければ空を飛べない現在では、リニア新幹線が主要な交通手段の一つとなっている。


 リニア新幹線だけでなく、鉄道が通らず、タクシーが運行される程大きくない都市では、馬車や二輪車も重要な交通手段・輸送手段の一つである。






 海上については、船は基本的に金属製である。しかし、強大な海の魔獣の存在によって、あまり遠洋に出ることは少ない。

 魔獣への対抗や暗黒世界との戦争のために、造船技術は発達しているが、海上輸送は一般的でなく、沖を出る船は漁船がほとんど。


 トイラプス帝国、フレア帝国、タートリア帝国が位置するキトゥリノ大陸は北半球で南半球にも大陸と国々は存在しているが、それらの国家との取引も海上輸送ではなく、陸上輸送が一般的。

 そう言えば、一昨日の9月21日は中秋の名月でしたね。皆さんは満月を見ることはできたでしょうか。

 満月に関連して、一つ面白いのが辞書を読んでいて見つけたので紹介致します。

 「白衣黒衣びゃくえこくえ天人てんにん」というもので、白衣15人、黒衣15人がおり、交代で月の中に入り、その割合によって月の満ち欠けが生ずる、ということだそうです。ちなみに、満月は白衣の天人のみが仕えている時です。

 『大辞林』より。

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