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プロローグ

書いてみます

とあるビジネスホテルの部屋に一人の男がベッドで寝転んでいる

彼の名前は 棚町 大地(タナマチダイチ) 歳は32才 仕事一筋の男である 男はおもむろにテレビの電源を入れる

コマーシャルが流れる

「「ここに来れば全てが揃う♪ここに来れば全てが揃う♪野球にサッカー何でもござれ 家具に食品何でもござれ 太陽電池でエコなのさ  明日オープン!」」

男はそのコマーシャルを見て涙ぐむ

「いよいよ明日からオープンか 土地の買収からだから約3年半か」


彼の仕事は建築関係 ゼネコン 

各種の土木・建築工事、工事全体のとりまとめを行う建設業である

今回請け負っていた仕事は 宿泊施設完備 ドーム型球場隣接 大型ショッピングモール建設である

その大型ショッピングモールがついに明日からオープンなのだ。

しばらくすると同じコマーシャルが流れる

「「ここに来れば全てが揃う♪ここに来れば全てが揃う♪野球にサッカー何でもござれ 家具に食品何でもござれ 太陽電池でエコなのさ  明日オープン!」」


オープン前の事前挨拶を先ほど終わらせ明日のオープンを見届けたらこの仕事は終わる オープン前が一番忙しい 男はこの一週間ほとんど寝ていない状態で、やっとこさ 久し振りに4時間以上の睡眠を貪る事が出来るのだ


ベッドに横になり 目をつぶると 男は泥のように眠りについた。


「「棚・・・地  目・め・・い」」

「「棚町・地 目覚め・・さい」」

「「棚町 大地」目覚めなさい」

だが30分もしないうちに男は起こされた。

大地はやっと睡眠を貪るという行為を全身全霊で行う準備ができたのに、起こされたのだ。


「おぇ おぇ おぇーー」

大地は三十代 特有のえずきを披露しながら目を覚ます。


大地が回りを見渡すと 青い髪で薄い白い服を着た女性が立っていた。

女性は少し引きつった顔で棚町を見て話しかけた。

「「棚町大地よ 貴方は死にました これからあなたを輪廻に戻します 貴方は次はダイオウグソクムシとして命を受けるでしょう」」


「ぇっと 俺死んだの 何で?」


「「過労死です」」


「過労死 働き過ぎたの」


「「そのようですね」」


「で輪廻に戻り次は ダイオウ・・・」


「「グソクムシです ダイオウグソクムシに生まれ変わります」」


「ダイオウグソクムシって何?」


「「貴方の世界で世界最大のダンゴムシですよ」」


「俺 ダンゴムシになるの で貴女は誰なの?」


「「私は女神スクルド この世界担当の女神です」」


「女神 ゴメン眠たくて頭が全然回らない すいませんが4時間 いや3時間でいいので眠らせてもらえませんか?」


「「まぁ神の時は無限ですから それくらいなら 次が来ますので端の方で 毛布はいりますか?」」


「出来れば欲しいです毛布」


「「では、後ろのすみで、時間は気にしなくていいですよ あなたが目が覚めたら声をかけなさい」」

俺は3時間以上寝ていいと言われている 好きなだけ寝れる 頭が回ってない俺は睡眠が好きなだけ出来る事に幸せを感じ感謝を伝えた

「ありがとうございます 貴女は女神だ」


「「はい女神ですよ」」


俺は女神の後ろの隅っこで 心ゆくまで睡眠を貪る

女神も俺も 人間の魂が神の空間に長時間過ごすというイレギュラー この本当の意味をまだ知らない。



一週間寝てない身体(タマシイ)が、好きなだけ寝ていいという条件で睡眠をとると 3時間や4時間なんて光の速さで過ぎて行く 棚町大地は50時間ほど寝ていた。


神の空間で50時間過ごすと魂は神格化し肉体の再生を始める。


24時間で魂の神格化が終わりさらに10時間で肉体が赤子として生成され1時間ごとに肉体は成人に近づく 赤子になって16時間過ぎた頃 棚町大地は目を覚ます 肉体は15才位に成長していた。


「「貴女は死にました 輪廻に戻します 次は噛みつき亀として命を受けるでしょう」」


「私は噛みつき亀になるの?」


「「はい では輪廻転生」」


俺は女性の魂が光に包まれ消えていくのを後ろから眺めた。


タイミング的に今かなと思い俺は女神に声をかける


「女神さま 今起きました」

女神スクルドは振り返りながら返事をした。

「「よく寝ていましたね よほど疲れて・・・」」

女神スクルドは棚町 大地を見たとたんに固まる

「あの女神さま そう言えば俺はダイオウグソクムシに産まれるのですよね」


女神スクルドは困った顔をしながら

「「・・・貴女はダイオウグソクムシにはなりませんね」」


「どういう事ですか?」


女神スクルドは手元から空間を開き一冊の本を取り出しペラペラとめくり始めた

「「ありました 魂が神の空間で長時間過ごすと 肉体は再生されるため 輪廻転生は24時間以内に行うこと もし肉体が再生された場合は 別の世界に転移させるのが望ましい 転移させる場合は 他の転移させる魂と同じ扱いをすること ただ攻撃系の特殊能力は与えてはならない」」


女神スクルドさらにペラペラとめくる

「「転移する魂 転移する魂には 転移した先で困らないほどの能力を3つ持たせること その能力は転生する魂に選ばせること 最後に転移前に 30分、元の世界に戻し世界に別れを告げる時間を与えること」」


女神スクルドは俺を見てあせるような早口で話始めた

「「棚町大地 貴方は異世界に転移します 今から転移する世界は 魔物や魔法などある世界です」」


さっき開いて読んだ本の事を何となく聞いていた俺は 何となく理解していた。

「転移ですか?」

女神スクルド頷きながら説明する

「「予定に無い転移なので 攻撃スキルはあげれませんがこの中から好きなスキルを3つ選びなさい」」


いろいろなスキルが並べられた。


生成・分解 料理 画力 知力 視力 聴力 掃除 アイテムボックス 洗濯 コピー 子守り スマイル割引 ・・・エトセトラ


簡単には言えば生活で役に立つスキルだ


ただ女神がくれる能力のため 生活スキルでも全てが神クラスの能力ではある


俺が目をつけた能力はコピー アイテムボックス 生成・分解である


コピー 手に触れている物をコピーする だだしアイテムボックス入るものでなければならない コピーしたものはアイテムボックスに自動的に収納する


アイテムボックス(神) 生物以外なら何でも収納できる 自分の物なら離れていても収納出来る 取り出しが自由に出来る 容量は無限


生成・分解 自分の物であれば イメージ道理に生成や分解が出来る ただし自分の知識の範囲内


「「3つ選んだようですね」」


「はい」


「「では転移前に最後に自分の世界で30分過ごし別れを済ましなさい30分後には自動的に異世界へと転移します」」

女神は両手をこちらにかざした。


俺は足の方から光だし ビジネスホテルの部屋の中に立っていた。


「疲れすぎて立って寝てたってことはないよな」

何となくだが俺は両肩を触ったりして確めた すると妙な違和感を感じる。


服がダボついている、簡単に言えばサイズが大きい服を着ているのだ。


俺は思わず鏡の前に立つ 鏡に写る俺は若い 15才位の頃の顔であった。

「あれは夢じゃなかったんだ」

俺はとりあえず スマホをいじる 仕事の引き継ぎのメールにやら なんやかんやをとりあえず行い 自分の親に電話をして

あんたから電話なんて珍しいと母から気味悪がられながら 結婚する相手はいるのかとかたわいない話をした。


おそらく後10分位で俺は異世界に行く 俺は思い出したかのように走り始めた 行き先は大型ショッピングモール 俺が3年以上に渡って手掛けたプロジェクトの完成形を最後に見るためだ。


後3分 俺はショッピングモールの前にたたずんでいた この仕事はキツかったがやりがいもあった 胸熱いものが込み上げてくる、


徐に俺はショッピングモール入り口に手をついた 『ピコーン!コピー収納しますか?』


というメッセージが頭に流れた


俺は生物以外の ショッピングモール 宿泊施設 ドーム 太陽光発電システム すべてをアイテムボックスに収納した。


アイテムボックスは無限収納 生物以外ならコピーして、何でも入るのだ。


俺は 大型ショッピングモールの生物以外のすべてをアイテムボックスに入れて異世界に飛ばされるのであった。



飽きたらやめます

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