04-ポセイドン
下の方に潜っていくと下で剛が待っていた
「おかしいだろ こんな深いのにこんなに明るいなんて」
確かにおかしい普通こんなに深かったら日光の光があたらないはずだ
すると俺の目の前に何かが通り過ぎていった
「うわっ何だ!!!」
そこには頭から角が生えた魚が2匹とその真ん中に長いひげを生やした親父が座っていた
「お前らはいったい何をしにきた」
「あなたは?」
「私の質問に答えよ」
「私たち上にいるワイルドスライムを倒したいのですが相手は距離感を狂わせる魔法を持っています
そしてそれを防ぐ方法がここにあると考えたのです」
「確かに私のポセイドンの血を飲めば幻覚を防ぐことができるが
ただでやるわけには行かない」
「じゃぁどうしたらいいんだ?」
「ここにいる我が家来キラーフィッシュを2匹倒してみろ
そうしたら血を分けてやる」
「よし倒して見せるぜ」
すると真横をキラーフィッシュが通り過ぎた
「速!!!」
すると2匹目がさらに追い討ちをかける
「これじゃぁ私のホーリーアローが当たりません」
「何とかして捕まえないと」
すると剛がキラーフィッシュを捕まえようとした
「こいつらは一撃目が終わると少し隙ができる
そこを攻撃するんだ!!」
「分かった ライトソード二刀流!!!」
そして剛が捕まえていた一匹のキラーフィッシュめがけて斬りかかった
「何!!キラーフィッシュを一匹倒した ありえない」
その後もう一匹のキラーフィッシュが優めがけて突進してきた
「きゃぁ!!!」
キラーフィッシュは優に直撃した
優のHPはほとんどなくなっていて優は気絶してしまった
「貴様ー!!!よくも優を!!!」
すると健の体の周りに赤いオーラのようなものが出てきた
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
いつも使っているライトソードよりも長く日本刀サイズでソードも赤く光っていた
「剛!優を頼む俺はこいつらをぶっ殺す!!!」
そしてもう一匹がひるんでいる間に攻撃した
「おぃ!ポセイドンさんよぉさっさとてめーの血をよこせ」
「わかった、約束どおりポセイドンの血を渡そう」
健はそれを受け取ると
「よし お前はもう用なしだお前も死ねぇ!!!」
俺がポセイドンに突っ込もうとしたらふいに服を引っ張られた
「私のことは大丈夫です…それよりワイルドスライムを倒しましょう・・・」
優はもう虫の息だった
「おい!優大丈夫か!死ぬな」
「大丈夫だ気を失っているだけだ 本体にもダメージがあるんだこれだけくらったら気絶もするだろう」
「それならいいけど・・・」
すると剛は回復薬を取り出し優に飲ませた
「さぁ 陸に上がろう ワイルドスライムを倒すのが俺らの目的だ」
「あぁ ポセイドン次あったときはお前を完全につぶす」
「やってみろ 返り討ちにしてくれる」
「なんだとーこのやろう!!!」
「おい 健やめろ!!!」
剛は暴れる俺と優をつれて陸に上がっていった
それにしてもさっきの俺の力は何なんだ
自分でも分からない力が俺の中にはあるのか
わからない
だけど俺がやることは分かっている
優を守り、ワイルドスライムを倒すことだ
優を死なせるわけには行かない
なぜなら このゲームで死んでしまったら
実際に死ぬことになるのだから・・・
次は新たなスキルを入手します
そのスキルでワイルドスライムは倒せるのか
そして 優はどうなってしまうのか




