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TRUE ABILITY  作者: 平井泉
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03-ワイルドスライム

ワイルドスライムはスライムがいた草原を抜けると森になっていて、その奥にいるらしいのだが さっきから歩いていても森なんか見えない

「いったいどれだけ歩けばいいんだよ」

「これはワイルドスライムの魔法だ

 あいつは俺らの距離感を狂わせるんだ

 だが倒したら帰りは楽だろう」

「それにしても疲れました ここで休みませんか」

「賛成 ワイルドスライムに行く前にくたばっちまう」

3人は近くの岩場で休むことにした

「あっ優のチェリーアップルいいなぁ」

「果物屋に運良く売っていたんです よかったら一つどうぞ」

「いいのか!!ありがとう大事に食べるよぉ」

「いいえ、どういたしまして」

おやつなどを食べながらゆっくり休んでいると剛が立ち上がって

「健!優!敵が近くにいるぞ」

「ん?あっスライムだ だけどなんか赤っぽい」

前倒した黄緑色のスライムに比べ真っ赤なスライムが目の前に20匹ほどいた

「健 俺を援護してくれ

 俺のスキルは使うのに時間がかかる」

「分かった 優!剛の近くに敵を近づけるな!!!」

「わかりました ホーリーアロー!!」

「剛 どれぐらいかかる」

「2分あれば十分だ」

「わかった いくぞ!!!ライトソード!!!」

やはり前戦ったスライムに比べHPや攻撃力などが強くなっている

俺らは薬を使いながら確実に倒していくと

「お前ら下がってろ 俺のスキルを見せてやる!!!」

剛の方を見ると腕がまばゆい光を放っていた

「バーストナックル!!!」

剛が叫ぶと拳の拳圧によりその光が放出され周りの10匹ほどがまとめて吹っ飛んだ

「すげぇ・・・」

俺は剛の力に圧倒されていた

「何を言っている お前もそのスキルを極めればさらに強くなる 用は使いようだ」

「はい!分かりました」

「さぁ ここにいたらまた襲われてしまいます 森まで早く行きましょう」

優の言うとおりここにいたら次またスライムに襲われかねない

俺たちは森へ行くことにした

町を出てどれだけたつだろうかやっと森についた

森に来る途中も何度か襲われてしまって3人とももうボロボロだ

「やっとかよ」

「いや この森はさっきの草原と違い凶暴なモンスターが多い気をつけねば」

「そうですよ神谷くん 気を抜くとモンスターに襲われますよ」

「分かった分かった そういえばワイルドスライムって具体的にはどこにいるんだ?」

「俺も森の奥と聞いただけで詳しくは・・・」

「私聞いたことがあります。ワイルドスライムは水辺を好むそうです

 だから川など探せばいいのではないのでしょうか」

「うむ 古川殿の言うとおりだまずは川を探そう」

「二人とも静かに 何か音がする」

その音はチョロチョロという水の音とズシンズシンという巨大なモンスターの足音がした

「あの音は・・・」

「間違いありませんワイルドスライムです神谷くん、吉田さん気をつけてください」

優の言葉で剛はまた溜め始め

健はライトソードを取り出し身構え音のするほうへ近づく

そこにはスライムから獣の手足が生えた巨大な生物がいた

「いきます ホーリーアロー」

優が矢を放つとワイルドスライムはそれを察知し、すばやく避けた

「やばい気づかれた 健!優!はさむぞ」

ワイルドスライムを3人で囲み一斉攻撃を仕掛けようとした

「ライトソードLv2二刀流!!!」

健はレベルが上がったスキルを使いワイルドスライムを攻撃するがなぜか攻撃があたらない

「なんで攻撃があたらないんだ」

「くそ!あたれ!!あたれ!!」

「何か弱点とかないんですか?」

「こいつは手足じゃなく本体のスライムのところを攻撃するのだ」

「攻撃が当たらなきゃ意味がないだろ!!!」

「だから こうやって必死にあてようとしてるんだろ」

考えろワイルドスライムの特徴・能力・性質を

水を好む

スライムから手足が生えていて巨大・・・・・














































そうか!!!

「優!剛!こいつは俺らの距離感を狂わせている

 だから攻撃が当たらない。いや、とどいていないんだ!!!」

「じゃぁどうやって倒せばいいんですか」

「こいつは水を好んでいるんじゃない水の中に弱点となる生物とかがいるからそいつらを俺ら に取られないようにするためだ」

「じゃぁ水中でそれを取ってこればいいんだな」

「そのとおり」

いつの間にか俺らは川というより湖みたいなところまで来ていた

「剛、まず潜ってくれ確証がほしい こいつがスライムなら水に入ったら溶けるはずだ

 追いかけてこなければ 水が弱点と言うことになる」

「分かった先に行く 後潜るときこれを飲め水中でも息が続く」

「分かったありがとう」

剛は二人に薬をわたすと水中へ潜っていった

「私は何をしたらいいんですか」

「潜るときホーリーアローを撃ってくれ

 もし襲ってきてもこれで時間稼ぎができる」

「分かりました」

「今だ撃て!」

「ホーリーアロー!!!」

二人はそれと同時に薬を飲み水中へ潜った

ワイルドスライムは追いかけてこない

やはりここに弱点があるのかと言う心配と

もし弱点があってもワイルドスライムのスピードについていけるのかという不安がよぎった

しかし俺はここで死んではいけないんだ

俺だけじゃない 優も剛も助けてこの3人でこのゲームを終わらせるんだ!!!

水中にはワイルドスライムの弱点はあるのか

そして見事ワイルドスライムを倒すことができるのか

次回 優に悲劇が起こる

果たして結末は!!!

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