02-お城とおふれと親友と
俺たちが城に行ったころにはもうほとんどのおふれがとられていた
残っていたのは3つほどでそれぞれには
「スライム50匹撃退 全レベル対象 報酬:50F」
「薬草10個捜索 全レベル対象 報酬:回復薬5個」
「スライムを倒し、スライムのねばねばを20個確保 全レベル対象 報酬:スライムの涙」
と書かれていた
「どれにする?」
「まずはお金も必要ですし、スライム50匹撃退と言うのはどうですか?」
「よし、じゃぁそれをやろう」
早速おふれを受けてから草原へ旅立った
するとスライムがうようようごめいていた
「うわっ気持ち悪!!!」
と言いつつ1匹1匹確実に倒していく
モンスターを倒すとETCやお金やたまに装備が出てきた(しかし使い物にならないものばかり)
それにしてもスライムは普通ゲームだと雑魚のはずなのに妙に強い
俺のHPはもう半分をきっていた
優も同じくダメージを結構くらっている
何かスライムをもっと楽に倒せる方法があるはずだ
考えろ…
そういえばデータサンプルをとったときそこにいたロボットが
「データサンプルからあなたの固有スキルを抽出いたしました。しばらくゲームを進めていく と、その技名を叫ぶだけでスキルが使えます」
そうか!ここまできたんだ固有スキルぐらい使えるさ
確か俺の固有スキルは・・・
「ライトソード!!!」
そう叫んだら手にまばゆい光を放つ剣が出てきた
「うおっスゲー」
しかしまだ完全ではないのだろう短剣サイズだった すると隣で戦っている優が
「神谷くんそれはいったい何ですか?」
「データサンプルとったとき固有スキルってのを教えてもらっただろ?それを叫ぶんだ」
「やってみます ホーリーアロー!!!」
すると優の手には青白く光る弓が出てきた
「わぁ できました」
優もやはり不完全で矢は別物らしい
「よし これでスライムくらいサクサク倒してやる!!!」
固有スキルを使えるようになった俺らはそれからほとんどダメージをくらわずスライム50匹を撃退した
「やった 早速お城に行きましょう神谷くん」
「わかった ふぅ疲れた」
と上を見るともう月が出ていた
さらに頭上のレベルが1から4になっていた
「この狩りで3レベルも上がったな」
「あっ本当ですね HPも危ないですし今日はここまでにして お城に報告したら宿屋で休みましょう」
「そうしよう」
お城に行きお金をもらうと早速宿屋に行くことにした
次の日お城に行くと新たなおふれがが出ていた
「ワイルドスライムの撃破 遂行レベル3 報酬:称号、ロングソード、150F」
と書かれていた
「神谷くんこれ受けてみませんか?」
「あ・・・あぁ やってみるか」
と言う話をしていると後ろから声をかけられた
「ワイルドスライムを倒しに行くのか?」
「剛さん!!!」
「よければ御一緒したいのだが・・・」
「もちろんです 行きましょう」
「ありがとう 私はこう見えてもボスと戦ったことがなくてね ははは」
「そうなんですか?結構なレベルだと思ってましたが」
「いや実は俺も最近始めたばかりでな」
「じゃぁ剛さんもパーティに入りましょう」
優が提案したら剛はうなずいて
「こんな私でもいいのなら 入れてもらおう」
「はい よろしくお願いします」
そして新たな仲間吉田剛とともにワイルドスライムの撃破を目指すのであった
次回は新たな仲間剛の力が引き出される
そしてワイルドスライムの強さはいかに
健の怒りが力へ変わる・・・




