16-メイキング
「ははは どうした逃げてばかり」
「くそっ 俺の剣でも剛の拳でもヒビ一つ入らないとは・・・」
「サウザントゴーレム事態が普通のゴーレムより硬い
それにアイスマジシャンの強力な氷でコーティングされているからな・・・」
俺たちは岩陰に隠れながら足元を狙って攻撃を繰り返した
リッキーも結構ばててきてもうリッキーに頼ることはできない
「しまった」
おれはアイスマジシャンの魔法をくらってしまった
「やれ サウザントゴーレム!!!」
俺はサウザントゴーレムの手によってつぶされた
「健!!!」
死にはしなかったが一撃がすごい威力で体力が半分以上削られた
「もう一撃だ!!!」
サウザントゴーレムの攻撃をもう一度くらったら確実に死ぬ・・・
剛は俺に攻撃が当たらないようにしているが
サウザントゴーレムの手は失速しなかった
「まずは一匹・・・」
「健〜!!!」
俺はそのときいつものように力が湧き出てきた
「ほぅ よくもここまで俺を痛めつけたな」
「なんだこいつ雰囲気がまるで違う!!!」
「さぁここからが本番だ」
俺はサウザントゴーレムの懐に突っ込んだ
「閃光斬!!!」
サウザントゴーレムの腹を思いっきり斬る
「まだまだぁ!!!潜水剣!!!」
そのまま縦に腹を斬った
するとさっきまでヒビさえもつかなかったサウザントゴーレムに少しだがヒビが入った
「この程度のヒビなどすぐ治してやる」
アイスマジシャンは呪文を唱えサウザントゴーレムのヒビを治す
「ちくしょうヒビを入れてもすぐ治されえる」
すると通路から誰かの声が聞こえた
「健く〜ん!!!」
優の声だった
「リッキーちゃんを連れてきてください」
俺は優に言われたとおりリッキーを連れて優のところに行く
「何をするんだ?」
「見ててください・・・メイキング!!!」
するとリッキーの炎が俺のライトソードについた
「これで健くんのライトソードは炎属性になりました」
「・・・いったいこれをどこで」
「神殿の精霊さんが教えてくれたんです」
「神殿の精霊・・・?」
そういえばワイルドスライムのときも泉の精霊がいたな
「精霊さんがこれを覚えればサウザントゴーレムを倒すことができると」
俺は炎属性になった剣をアイスマジシャンに向けて言った
「さぁ俺の剣はフレイムソードになった 勝負だ!!!」
「フレイムソードだと フン属性が炎になっただけでいい気になるなよ
貴様のレベルでは俺たちを倒すことはできないんだよ!!!」
「優、剛にもメイキングを」
「分かりました」
俺は優にそれだけ言うとサウザントゴーレムに突っ込んだ
俺たちはメイキングという最大の武器を手に入れた
これでサウザントゴーレムを倒すことができるのか
しかし俺たちはこれだけでこいつらを倒すことができないと知るのは
もう少し後のことだ・・・
優がメイキングのスキルを手に入れた
これによりサウザントゴーレムを倒せるのか
アイスマジシャンは本気を出していなかった・・・




