10-ゴブリンの里
「やぁ 君達早いじゃないか」
「王様 早いって?」
「いやね 上位何チームかがゴーレムに殺されたという報告があってね
君達はこれで34位になったんだよ」
「16組がやられたってことですか」
「あぁ これはイベントだ命をかけろとは言っていない
決して無理をするな やられてしまったらゲームのルールどおり死ぬからな」
「分かりました 気をつけます」
「それより次の課題だね
次はゴブリンの棍棒を持ってきてもらうよ」
「ゴブリンってゴブリンの里の!!?」
「健何か知っているのか?」
「ゴブリンの里って言ったら 難易度5の危険区域なのでは」
「大丈夫 レベルは下げてある
だが油断して死ぬことをしないように」
「分かりました 行って来ます」
そして俺達はゴブリンの里へ向かうことにした
ゴブリンはドラゴン以上に知能に優れていて
人間とほとんど同じ動作をすることができる
最近ではゴブリンたちがパチンコなどを作っているという情報もある
「神谷くん・・・」
優が暗い顔で呼んだ
「どうした 優」
「さっきからリッキーちゃんの様子が変なんです」
そういわれてみればぐったりしてて歩き方もフラフラだ
「優しばらくの間抱えてやってくれ」
「分かりました リッキーちゃんおいで」
リッキーは優の手の中で丸まった
「見えてきたぞ」
剛がいきなり叫ぶ
剛の指さす方向には巨大な都市が建っていた
「ここがゴブリンの里?どう見ても都市じゃねーか」
「いや地図ではここだと書いてあるが」
「とにかく あそこまで行ってみましょう」
そしてその都市の目の前まで来るとこちらめがけて石が飛んできた
「誰だ!!!」
しかし姿は見えずまわりでクスクスと笑う声だけが聞こえた
「どうやら間違いないようだ」
剛はその石を拾い上げながら言った
「この石はただの石じゃない」
よくみるとその石はピカピカに磨かれ、小さい字でゴブリンと書かれていた
すると続けて何個かの石が飛んできた
「優危ない!!!」
「ありがとうございます」
「これじゃ 拉致があかねぇ 里に入るぞ」
「分かった」
俺達はいったん里に入ることにした
里に入るとゴブリンたちが待ってましたとばかりに入り口を固めてパチンコで攻撃をしてくる
「ライトソード!!」
「ホーリーアロー!!」
二人で何とか対抗しているが優は足が痛んでいるためそれを守りながらの戦いになった
すると剛が
「よし 溜まったいくぞ」
といい今にもバーストナックルを放とうとしている
「分かった ・・・いいぞ」
「バーストナックル!!!」
すると入り口を固めていたゴブリンたちを跳ね除けた
そこからゴブリンの棍棒を探すが誰も持っていなかった
「これだけいて棍棒持っている奴がいないとは」
「もっと奥へ行ってみましょう」
そして俺達はゴブリンの里の奥へと進んでいくのだった
しかし俺達はまだ知らなかった
ゴブリンの知能はさらに進化していたことに・・・
第3の課題ゴブリンの棍棒をゲットするために
ゴブリンの里の奥へと進む3人
そこで3人が見たものとは
そしてリッキーはどうなってしまうのか




