王女様とステータス
「・・・王女?!・・サマ?」
「はい!」
そう元気よく返事をする自称王女様、どうリアクシ
ョンをとっていいかわからず狼狽えていると騎士と
執事が王女様を注意し始めた。
「姫様!軽々しく御名前を名乗っては行けません!」
「隊長さんの言うとうりです。万が一刺客だったらどうします!」
「私たちを殺したいなら先程助ける必要はないでしょう!放っておけば命はありませんでした!」
「それはそうですがしk「もういいです!少し黙りなさい!」」
少し強い口調でそう言うと、今度はこちらに向き直
り再度話しかけてきた。
「度々申し訳ありませんでした!それで、あなたのお名前はなんと言うのですか?」
そう聞いてくる王女様に対してまだ混乱している俺
は、素直に答えてしまった。
「あっはい!龍崎双太です!」
「リュウザキソウタ・・様ですか?!・・・リュウザキ変わった名前ですね。」
「あっいえ、双太が名前で龍崎が名字・・・家名です!」
「家名が前とゆうことは、東の大陸からいらっしゃったんですか?確か東大陸にはそういった名前が多いと聞いています。」
そう言ってくる王女様の話を聞いてさらに混乱して
くる俺はなにも答えずに考え込んでいた。
『ここは日本じゃないのか?でも言葉は通じているし・・・でもこの人たちは日本人じゃないよな?金髪とかブロンドとか赤髪だし、目の色も緑とか蒼だしどうなってんだ?!それにさっきの緑の化け物はまさかとは思うけど・・・』
黙って考えていると騎士が怒鳴ってきた。
「おい!姫様の質問に答えんか!」
「あっはい・・いや・・・」
『どう答えたものか・・?』
「あの質問いいですか?」
そう言うと王女様は笑顔で「どうぞ」といってくれ
たのでどうしても気になることを聞いた。
「あの化け物はなんと言うんですか?」
「?・・・ゴブリンですが・・?」
『やっぱりか!?じゃあもう決定かな・・』
それなりにゲームやネット小説、ラノベを読んでき
た俺はこの時さとった・・・
『・・異世界か!・・・そんなバカな現実でこんなことが起きるなんて、だがこれは夢じゃない!認めるしかないな‥だが来ることができたなら帰ることもできるかもしれないし、ちょっとだけワクワクもする!』
異世界に来たと認めた俺はとりあえず王女様にたい
して無難に答えることにした。
「俺は王女様の言うとうり東大陸のものすごい田舎からこの大陸に来ました。田舎物ですので無礼をお許し下さい!たまたま王女様達が襲われていたので助けに入りました!」
そう言う設定でいくことにした。異世界に来たから
には少しは楽しみながら帰る方法を考えようと思い
直した。これからどうするか考えていると、王女様
が話しかけてきた。
「ソウタ様宜しければお礼がしたいので、王城までお越しくださいませんか?」
「王城!?」
「はい!そこまで来ていただけたならいろいろとお礼ができますので!」
そう言って強引に俺の手を引っ張り馬車に乗せよう
とする王女様を騎士が制止させる。
「お待ちください姫様!」
「何ですか?命の恩人を王都まで歩かせると言うんですか?まだ馬車で一時間はかかるんですよ!歩きなら三時間はかかるでしょう。反論は聞きません!良いですね!」
「っ・・分かりました!それでは急ぎ王都に向かいます!」
そうして王都の王城まで行くことになり、馬車に乗
り王都を目指して出発した。馬車の中ではおかしく
ない程度にこの世界のことを聞いて今後のことを考
えていくことにした。そして分かったことは、
・この世界はセーリアと言い女神セーリアが創ったかららしい
・やはり魔法もあるらしいゆわゆる剣と魔法の世界
だ
・ギルドも当然ある冒険者ギルド商業ギルドといろいろあるらしい
・勇者とかもいるらしいがここ数百年はいないらしい勇者は体の何処かに勇者の印があるらしい
・ステータスもありステータスと考えると自分のステータスはみれるらしい他人のは視れない。見れるようになる魔道具が冒険者ギルドや騎士団にあるらしい
・スキルもありスキルポイントがレベルアップするごとに1~3ポイント貰え取得できるスキルに割り振ることができるらしい。取得できるスキルは一人一人才能によって違う
ここまで聞いて自分のステータスを見てみることに
した。
ステータス
名前 龍崎双太
年齢 23
種族 普人族
職業 なし
レベル3
HP700(×10)+20 一般成人レベル1平均 50
MP500(×10)+20 一般成人レベル1平均 30
力 140(×10)+6 一般成人レベル1平均 10前後
体力140(×10)+6 同上
敏捷150(×10)+6 同上
魔力130(×10)+6 同上
精神120(×10)+6 同上
スキル
翻訳 身体強化(MAX) 魔力強化(MAX) 剣術(MAX)
鑑定(MAX)
魔法 創造魔法(MAX)
スキルポイント20
『チートキター!』