異世界と王女様
よくある異世界ファンタジー物ですが、気長に書いていきます。気になる方はよろしくお願いします。
「ハァハァハァ!は?」
息を切らせながら辺りを見回すと、そこは広大な草
原だった。
『どこだここは!なぜこんな所にいるんだ?さっき
まで確かに近くの公園のランニングコースを走って
たのに!?落ち着け俺!』
とりあえず今朝起きたところから、思い出してみよ
う。朝の六時に起きて、学生時代から続けている五
キロのランニングをするため、ジャージに着替え近
くの公園にあるおきまりのランニングコースまで行
き軽く準備運動をして、走り始めた。
今朝はかなり霧が濃いため、走るのには支障なか
ったが多少いつもよりペースおさえめで走り始めた 。すると、三キロすぎた辺りで突然前からまばゆい 光が発生して一瞬目が眩み、目を閉じてその場でし
ばらくたたずんでいると、心地よい風が顔に当たり
目を開けるとそこは広大な草原広がっていた!
「いや、意味分からない!」
息を整えながら、今朝からの事を思い出し出た第一
声がこれだ!だってそうだろう今思い出したもので
、どうやったらこの状況になるのかが分からない!
「取りあえず落ち着いて、今行る場所が何処か、どうやったら元の場所に戻れるのかを考えてみよう!」
まずは、持ち物から確認してみる。ペットボトルに
入ったスポーツドリンクに、スマホ、タオルが2枚
、財布に、釣り用の小さいナイフ、腕時計、携帯食
料が背負っていたスポーツバックに入っていた。今
日一日は持つくらいの状態だ。取りあえずスマホで
連絡をとろうとする。
「あれ!?圏外だ!」
『嘘だろう?今時圏外なんてどんな山奥だよ!』
「・・・さてどうするか、此処にいてもしょうがない人がいる所に移動しないとな。」
周りを見回してみると草原を割るように街道のよう
なものがあった。そこまで行ってみると、馬の蹄の
ようなあとや靴の足跡が残っていた。
右側を見てみると遠くに森のようなものが見えたの
で、反対の左側に進んでみることにする。
歩き始めて三時間が過ぎようとしいていた頃、日も
高くなりだいぶ気温も上がってきた。
「おかしいな?二月初めなのに明らかに気温が二十度を超えている。どうゆうことだ?」
不思議に思っていると、遠くから人の声が複数と、
金属のぶつかり合う音が聞こえてきた。その時は単
純に人がいる!とうれしい気持ちが先行した。少し
駆け足になりながら、その声が聞こえる場所に急ぎ
向かう。だんだんと声がはっきり聞こえてくると、
少し要すがおかしいことに気がついた。悲鳴にもに
た女の子の叫び声や、怒声のような男の声が聞こえ
てきたのだ。それに、聞いたことのない「ギャギャ
ヒャギャギャ!」みたいな変な叫び声も複数聞こえ
る。不思議に思いながらもその場所に近づいていく
と、信じられない光景が広がっていた!
「はっ!コノヤロウ!」
「くたばれ!」
「ちっ!数が多い!」
「じぃ!!!!!」
「大丈夫ですお嬢様!この命にかえてもお守りいたします!」
そこには、二十以上の緑色の1メートルくらいの醜
い化け者共が、中世の騎士のような格好をしたやつ
三人と執事のような格好をした爺さんに、それに脅
えながら抱きついているなんとゆうか、お姫様のよ
うな格好をした女の子に襲いかかっていた。
「どうゆう状況だ?」
『コスプレ?!映画撮影?!ハリウッド?!』
その状況見て混乱していると一人の騎士みたいな人
が、多勢に無勢で錆びた剣みたいなもので足を刺さ
れて、さらにもう一人も腕を斬りつけられだんだん
と危険な状態に陥っていく。すると、とうとう騎士
の守りを抜けて後ろの馬車に乗った執事と女の子に
襲いかかろうとしたその時、俺は無意識に石を拾っ
て届くはずもない百メートルは離れている緑の化け
物向けて思いっきり投げていた。
「オラァ!」
「ヒュィーン」
するとあり得ないスピードで風切り音を残して標的
めがけて一直線に飛んでいき頭が弾け飛んだ!
「グチャ!」
「「えっ!!!!!」」
執事と女の子は今まさに襲いかからんと棍棒を振り
かざしたまま、頭が吹き飛びそのまま崩れ落ちてい
く緑の化け物を見てあ然としていた。それは、彼ら
だけではなく俺自身信じられない光景だった。
「グゲェ!?」
仲間の頭がいきなり吹き飛んだことに驚いている緑
の化け物が、こちらに気づき数匹がこちらにむかっ
て来るのが見える。剣や棍棒を持っている緑の化け
物が近付くにつれて、多少恐怖心が浮かぶが、さき
ほどのように石を拾い上げ向かってくる奴らめがけ
て投げつけた。
「この!!こっちに来るな!」
「ヒュィーン!ヒュン!ビュッ!」
「グチャ!ベギャ!ドゥン!」
接近される前に次々と化け物向けて石を投げつける
。こちらに注意が向いた隙に騎士たちも持ち直して
化け物を倒していくのを見つつ俺自身化け物に石を
投げていた。残り数匹になりようやく自分達の不利
に気付き、ちりじりに逃げていくのが見える。
「フーッとおーい大丈夫かー!」
一息付いていると騎士たちのことを思い出し声をか
けてみる。
「止まれ!お前はn「助けていただきありがとうございました!」」
騎士が不信な顔で何か言おうとしたら女の子がキラ
キラした顔でお礼を言ってきた。
「姫危険です!下がって!!」
「何故です!彼にわたくしたちは助けていただいたのですよ!御礼をするのは当たり前です!」
「しかしながら素性がしれない輩に無闇に近づいては行けません!」
「分かりましたから少し下がりなさい!コホン!失礼いたしました。わたくしスコール王国第三王女アリス・ダイアリィ・スコールと申します!」
『・・・ナンだって!!!!!』
なるべく早く投稿します。