今はただ・・・・・
皆一緒の自転車での帰り道
私の前を走る君がマンホールの上を通ってコトンと音をたてた
私はその少し横を静かに通った
本当は君と同じところを同じように通りたいけど
わざとまねしてると思われるのが恥ずかしいから
私は君のことをよく知っているようで 案外知らないのかもしれない
君は誰にでも人気で
これからもっと
遠くに行ってしまうような気がして
何もできない自分がもどかしい
きっと君には彼女とかいるんだろうね
私のことは一人の友達としか見ていないんだろうね
君は私をおいて
私の知らない大きな未知の渦へとのみこまれていってしまう
それでいい
それでもいいんだよ
今はただ
君の姿がこうやって見ていられると安心するんだ
君のその優しい背中が永遠のような気がしてしまって
読んでいただき、有難う御座いました。
どんなことでもいいので、コメントを書いていただければ、と思います。