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勝手に暗黒騎士に転生されてカウセンラー騎士になっちゃった!?  作者: 鈴木柊真


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第三話 暗黒騎士、処刑は無理です

オーク狩りのハンター「アイネス・ハード」を簡単に捕縛する事に成功した英雄ラヴィリンスだったが前世では人に暴力を振うのが慣れていなかった為にアイネスハートを斬首する事に躊躇い根性なしがバれてしまう。


更にアイネスの過去を魔力で見るとオークに家族を殺されたという回想を見てしまい、アイネスにオークの混血である弟子のシャクラスは悪い奴ではないと主張し、村で少し滞在してみる事を提案した


軽いノリで異世界で村を守る事を約束したラヴィリンスだったが強さを兼ねそろえているのに中身が31歳の元社畜で趣味がゲームというスペックが活かせず、苦悩する。


「オークの肩を持って、あんた何がしたいのよっ!」


 


アイネスの怒声が森に響いた。


シャクラスは理性を持ってるし、そこらのオークと一緒にしてるんじゃねーぞ!

ただこいつを捕まえる時に魔力が発動して過去の回想見ちゃった・・・

重いすぎるよ。オークの家族を殺されてしまうアイネスの過去の記憶は可哀想だと思った


 


俺はため息をつく。


「肩を持つとかじゃないだろ。差別が気に入らないだけだ」


 


結果から言えば――


ルージュによって無効化されていた結界は、俺の魔力を上乗せすることで再構築に成功した。


ラヴィリンス全盛期の魔力、さすがチート。


ミティシの結界式を土台に、俺が強引に上書き。


 


「……やるじゃない」


 


「だろ?」


 


ドヤ顔してしまった


 


だが問題はすぐに起きた。


 


結界を張り直した直後、外縁部で反応。


オーク狩りのハンターが侵入。


 


俺は即決した。


 


「待った」


 


シャクラスを囮にして、罠を張る。


正直、心は痛んだが――本人の了承は得ている。


「俺が餌になる」と言ったのはシャクラス自身だ。


 


そして。


 


見事に引っかかった。


 


捕縛したのは一人の女。


美しいブロンドの髪、鋭い目つき、軽装の鎧、無駄のない動き。


 


「アイネス・ハードだ。北方の国から来た」


 


名前まで名乗るとは余裕か。


 


俺は剣を向ける。


 


「私の領土に侵入し、仲間を傷つける行為は許せない」


 


「殺したいなら殺せば?」


 


「何かしら処罰が必要だな」





や ば い 



シャクラスは後ろで自分を見つめている


オーク狩りに遭遇する恐怖は本物だろう。


 


俺はひそひそ声でミティシに話しかける。


 


「なあ」


捕縛したのはいいけどどうしよう

相手は異世界の世界だけど人間だよね

うーん 


「なに」


 


「俺さ、人に暴力振るうの慣れてないんだけど。どう処罰すればいい?」


 


魔法剣技での捕縛は簡単だった。


力の差は歴然。


だが、その後が問題だ。


 


ミティシは即答した。


 


「斬首でいいじゃない」


 

なるほど。いや、無理だな。


「アイネスさ オーク狩りをしてお前はシャイラスの事をどう思ってるんだ?」


シャイラスは見た目はどうみても人間だ。混血というだけで狩りの対象なら洗脳を解くしかない


「あんたオークが世界で暴れてるの知らないの?この村はそんな連中を匿ってるのよ」


やれやれ


「シャイラスはいい奴だぞ アイネス お前は別の種族と共存の道を考えないのか?」


アイネスは黙っている


ミティシは自分の度胸のなさ失望しているのか呆れている

シャイラスはアイネスに怒っているし、どう収めようかなぁ・・・



「シャイラス アイネスに縛っている魔法の縄を切れ」


シャイラスは言われた通りに捕縛したアイネスを自由にした



「一度この村で暮らしてみろ」


「な、何言ってるのよ こいつは他国からきたオーク狩りよ?」


「どうやら俺は魔力で相手の過去を回想出来るがこの女の過去はオークに家族が殺された過去が見えてな」


「私の過去を見るな」


「なぁ シャイラス アイネスに一度チャンスを与えてやってくれないか」


シャイラスは無表情だ



「ラヴィリンス様がそう仰るならそれで構いません」


いい奴だな・・・。


「ラヴィリンスが現役の時も人をすぐに殺害しなかったろ?」


「好きにすればいいじゃない」


インターネットの口コミみたいなもんだ

アイネスにシャイラスに害がない事を村で少し暮らしてみてアイネスがシャクラスがいい奴だと知ったら考え方も変わるだろう。

そうすればアイネスが自由の身になった際に国に戻った時はオーク狩り反対活動運動とかしてくれるだろうし


「飯はエンリケというドワーフに頼めば出してくれるさ 家はミティシが提供してくれるはずだが」


「あんたの狭い小屋で一緒に住めば?」


めんどくせえ魔女だなおい。


「ここはいい村だから少し肩の力抜いて暮らせ」



その日の夜にシャクラスと二人で剣の稽古をしていた


「ごめんな シャクラス 俺はラヴィリンス本人ではなく中身は根性がない奴なんだ」


シャクラスは笑っていた


「人を殺すのが怖いと思うのは人間らしくてそっちの方がずっといいですよ」



「暴力は暴力で解決しても争いは消えないですし 俺は過去のラヴィリンス様は知らないが今のラヴィリンス様は大好きですよ」


泣きそうになった

シャクラスはいい奴だな


アイネスは村一番の優しいドワーフのエンリケに優しい説教を受けている

「お前にアイネスの過去を見せられるが見るか?」


シャクラスは断った


「いえ、見たくないです」


「だよな・・・。アイネスとかいうハンターも悲惨な過去があってだな」


「元凶はルージュの裏切りですからね あの場でアイネスを斬首をしたら俺自体が狂暴なオークになってしまったかも知れませんから」


冷静に考えたら俺はシャクラスの師匠だもんなぁ


「そうだ お前は俺を見習って生き方を変えればいい」



「お前はまだ若いんだ 強くなるのもいいが彼女も見つけろ」


彼女出来た事がない奴が何を言ってるんだ

シャクラスは今の人格でいいんだ


アイネス・ハードというオーク狩りに村に侵入して簡単に捕縛に成功するものの全盛期のラヴィリンスの力でアイネスの過去を魔力が発動して回想を見てしまい気の毒だと思ってしまった中の人間は可哀想だな・・・と複雑な心境を仲間に見せてしまったが、それはシャクラスにとっては師匠が人間味があるのは弟子としては素晴らしいと絶賛する。


実際は根性がないのを察したのは蘇生させた魔女ミティシのみ


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