表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い結婚!?それなら、私の戸籍をあげちゃいます!〜え?拾った彼は公爵様でした!?  作者: しぃ太郎
第二部 公爵家で頑張るお嬢様

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/73

13 レイアスの謝罪

よくあるゆるふわ設定です。

ご都合主義でも温かい目で読んで下さると嬉しいです。




 「ルフィーナ様、先日は随分と失礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした」

  

 昨夜はずっとクロエにくっついて寝たので、もう大丈夫だったけれど、部屋の扉を開けたら即座にレイアスが謝ってきた。

 

 ――は?私が出てくるまで待機してたの?

 それはそれで嫌なんですけど。

 

 私の横では、クロエも同じように感じているようだ。

 あ、後ろのエマとメアリーも同様みたい。


「もういいのよ。公爵家の皆の気持ちも、貴方の気持ちも理解出来るわ。だからこの話はおしまい。それでいいわ」

 

 やっぱり一度下がった好感度は上がらない。

 あまり話したい相手ではなかった。

 

「いえ、ルフィーナ様に許してもらえないと僕はジェイドに切られます」


「それは、ジェイドが決めることよね。はい、許した。話は終わりよ」


「昨夜忠告されました。お願いします。ジェイドがあそこまで頭が狂ってるなんて想像していなかったんです!」

 

「だから、もう許すと言っているでしょう?でも、私があなたの事を嫌いでも構わないでしょう。話したい気分ではないし、これで終わりでいいって言っているの」


 しつこく謝られて嫌になる。

 許す、許さないは本人の自由でしょうに。

 口先だけで許しても私の自由よ。



「ジェイドの事だってそうよ。私が内心どう思っていようがレイアスには関係無い。心の底から許せて最初から無かった事に出来る人間なんているかしら?」


「それは……その通りなんですが!でも、頭のおかしいジェイドが怖いんですよ〜〜……」


 ――感情的になってしまった。謝罪はいいとしても、私が許す事まで強要されるとは思わなかったわ。


「本当に自分勝手ね、レイアス。お嬢様はあんたと話したくないって言ってるのよ。自分の身でも心配して震えてなさい」

 

 クロエが手で追い払う仕草をする。

 

 公爵邸の廊下でこんなやり取りしてたらどんな事を言われるか分からないじゃない。


 (もう面倒。早く解放してほしいわ)


「いやいやいや!クロエも味方してよ!僕、物理的に危険なんだよ!ルフィーナ様、全部誤解ですよ。ジェイドがあそこまで正気を失うのは、あなたの事だけです!」 

 

 ――知ってるわよ。

 

 でも、傷ついたんだもの。

 未だに公爵邸で受け入れられていない自分の情けなさにも少し嫌になったんだもの。


 少しくらい拗ねたっていいじゃない。

 まぁジェイドに八つ当たりしてしまったけれど。

 

「ジェイドに伝えておいてね、ちょっと気持ちが弱っていただけだからって。また頑張るから心配しなくても平気よ」

 

 よく考えたら、ジェイドが選んだ私に文句を付けてくる方が邪魔者なのよ。

 あれって、私に見せつけているみたいだったじゃないの。喧嘩を売られている気分だわ。

 

「ねぇ、クロエ。お茶会が楽しみね?あなたなら私の事をよくわかってくれているでしょう?このままじゃあ、格好悪すぎよね、私」

 

「ええ、お嬢様!昔からあざとくて嫌いだったんですよ、あの女。普段は私の事を無視してジェイドしか眼中になかった癖に、都合がいい時だけ馴れ馴れしくて!」

 

 そこでクロエはレイアスを睨む。

 

「レイアスはお嬢様の敵みたいですから、やっぱり無いですね。こんな奴はジェイドに切られてしまえばいいんですよ」

 

 ふふふ。そうね、物理は駄目だけどね、物理は。

 

「クロエが居るとやっぱり心強いわ!早速作戦会議をしましょう!私、ああいうタイプは苦手だから色々とアドバイスを頂戴ね?」

 

 クロエと笑い合う。

 

「あの……話を遮ってしまいますが、ジェイドがルフィーナ様とちゃんと話がしたいと言っていまして――」

 

(……まだ居たか。――ジェイドと話し合う、ね。)


「暫くは顔を見たくないかな」

 

 ポツリと本音が出てしまった。小声だから大丈夫よね?

 別に本当に嫌いになったわけじゃない。

 ただ、私だってそんな気分になる事もあるわ。



「そうですよ、お嬢様!やっぱりジェイドも要らないですね!私が付いてますし!放っておいて行きましょう。気分転換に何処かに一緒にお出掛けでもしません?」


 クロエが元気付けてくれている。

 最近はクロエと二人きりになる機会も減っていたし、いい提案だ。


「そうね!久しぶりに一緒に楽しみましょう!新しく人気のブティックが出来たらしいのよ」


「じゃあお嬢様!色々と買い物して、デザートが美味しいお店にも行きましょう!」


 ――おぉ、最近のストレス発散に甘い物。いいじゃない、最高だわ。


「じゃあ、役立たずで情けないお兄様に宜しく伝えておいてね。必ずよ。ほら、もう用がないならさっさと何処かに行きなさいよ」


 青い顔をしたレイアスにクロエが追い討ちをかけている。

 

 ――クロエも、中々の性格よね。


 まぁ、そんなクロエが大好きだからいいんだけれどね。


「クロエ……!ちょっと酷くない……!?」


「ふん。お嬢様の敵なんだから、私の敵よ。今からジェイドを呼んで告げ口してもいいわよ。しつこくして更に嫌われてたってね」


「ふふふ。クロエもういいわ。護衛はエマとメアリーが居れば十分ね。今日は女子だけで楽しみましょうか」

 

 


いつも、読んで下さる方、ブクマしてくださる方、評価してくださる方、リアクションしてくださる全ての方に支えられています。

ありがとうございます!本当に励みになっています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ