第3話 管理者デビュー
ついにこの日がやってきた。
なんだかユウキさんが凄い人だと知ってから、前のように気さくに話すのをためらってしまう。
集合時間5分前に到着し、受付のお姉さんに封筒を見せると、場所を教えてくれた。
天国だからできる事なんだろうが、外見は大きめのコンビニエンスストアくらいだったのに中に入ると東京ドームとは比べ物にならないくらい広い。
流石は天国管理局といったところか。膨大な人々(と生き物)の管理をしているからか信じられないくらい広い。小さい頃から遅刻が多かった俺だが少しはやめにきてよかった。学校のノリできていたら数百メートルを猛ダッシュするところだった。
結構奥まで進むと、ユウキさんが出迎えてくれた。
「こっちだよー!こっち。よくきたねダイキ君。」
「こんにちは。手紙の差出人を見て驚きました。まさかそんな凄い人だったなんて…」
「いやあ、どうも。褒めてくれるのは嬉しいけど、そんなに凄いっていうわけでもないんだよ。役職の名前はかっこいいけど、僕だって完璧にこの仕事をこなせているわけじゃないんだ。」
「なんか、大変そうですね。ちなみに俺もこれからその仕事をすることになるんですか?」
「ああ、それはこれから話すよ。もう時間だしね。ほら。他の人たちも集まってきた。」
一人じゃなかったんだ。少し安心しつつ、ユウキさんの話を聞く。
「集まってきてくれてありがとうね。これで全員かな?一応、点呼だけ取らせてもらうから返事してね~」
「カナト・イシイさん
カオリ・ワタナベさん
ダイキ・カミヤさん
ユイ・ヤマグチさん
リョウコ・カワサキさん」
みたところ似たような年齢の人たちだ。
どの時代の人かは分からないが、仲良くなれそうでよかった。
「こんにちは。僕が管理局長のユウキ・ホンダといいます。いきなり手紙が入っていて驚いたでしょ?ここまできてくれてありがとうね。
早速本題に入ろうか。君たちにはこれから僕と一緒に天国を守るお手伝いをしてもらう訳なんだけど、まずここの仕組みは知っているかな?
最近こっちにきた人もいるだろうし、少し説明するね。
天国は世界ができたときに一緒にできたんだけど、僕もそのときからここの管理局長を任されているんだ。管理局長の仕事は、主に天国にきた人と幸せのエネルギーを管理したり、天国にいる人たちが幸せでいられるように見回りをしたりすること。幸せのエネルギーが足りなくなると、いろいろと不具合が起こって天国が神聖な場所でなくなってしまうからね。
それで、最初の天国はそんなに人数が多くなかったから1人でもなんとかやれてたんだけど、だんだん天国に来る人が増えてきて。まあ、単純に時が経ってるからどんどん死んだ人が増えていっただけなんだけど…それで僕も1人じゃ仕事が追い付けなくなってきたから、5000年くらい前からお手伝いを募るようになったんだ。今はこうしてランダムに手紙を送って、管理者という名のお手伝いさんに仕事の一部をお願いしているんだ。今言ったような仕事のお手伝いを今回お願いするメンバーがこの5人で、期間は一年間。短いけど、これから一緒に頑張れたら嬉しいな。」
ちょっと頭がパンクしそうだが、少しはわかったということにしておく。
ちなみに、ユウキさんの負担がすごくないかと心配になったのだが、ユウキさんは天国の管理のために生まれてきているからそのための能力がある程度備わっているらしい。
例えば、名簿管理のために暗記の能力があるから、いままでに天国にきた人の顔と名前をすべて覚えているらしい。すごい。
だから普通の人の何百倍のスピードで仕事ができるそうだ。
「まあ、やってみないと分からないことも多いだろうし、これから実際に仕事をしながら詳しい説明をするよ。」
かなり大事なことを一気に聞いた気がするが、今はとりあえずユウキさんについていくことにした。
他の四人も来ている。
数時間後
「……まあ、今日はこんなもんかな。今日やったみたいに、まちに住んでいる方と交流することが治安維持に繋がったりするから。もし自分たちじゃどうしようもないことがあれば教えてね。僕がなんとかするよ。
…よし。一通りの説明は終わったしまだ明るいけどお開きにするから、今日は5人で親睦を深めるためにお話しでもしたら?これから一年間を共にする人たちだからね。
じゃあ僕はこれから予定があるから。また明日ね」
集まって四時間くらい経ったのだろうか。
ユウキさんは仕事の説明をしてどこかへいってしまった。
…話しかけてみるか。これから一緒にがんばる仲間だもんな。
それに明日から仕事がはじまるにしてはまだ自信がない。やっぱり今日、なるべく仲良くなっておくべきだ。
どんな話ができるかな。楽しみだな。
一度保存を忘れてすべてデータが消えてしまってからの投稿です。笑
2000文字ほど書いたものが消えるのはなかなか堪えますね。(--;)
結構ぐちゃぐちゃかもしれませんが、無事書き直せてよかったということにします。分からないところがあったら ここわかんねーよとコメントください。直します!では!




