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エリス・ミドル  作者: 飴色茶箱
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2011年5月8日⑨ バトル開始!

2011年5月8日 午後10時30分


《動ける場所に移動して体感スコープと体感センサーを身につけてください》とパソコンの画面に表示された。


一般のプレイヤーとチャットで言い争いになって。お互いがバトルのコマンドを選択したためだ。


「おお~すげー」体感スコープと体感センサーを身につけて三輪裕太はバトルモードに突入した。体感スコープから見る風景はまるで自分がそこにいるような錯覚さえ覚えてしまうほどの広大な映像が広がっていた。


動ける場所ってのがちょっと分からなかったが、とりあえずスイートルームなのである程度のスペースはあった。


裕太はテーブルや椅子を端に寄せて、部屋の真ん中に移動した。


バトルがなかなか始まらない。準備時間は200秒。裕太は準備OKのコマンドを選択していたが、相手がまだ準備しているのだろう・・まだゲームは始まらない(このゲームまだ発売されたばかりだっけ・・相手もまだ都合が分かんないんだろうな)そんな事を思いながら、準備時間の200秒が終わり、戦闘開始となった。


実際に体を動かして武器コントローラーを剣のように扱う、どうやら本当に体感型らしい。


相手が剣を裕太に向って振りかざしてきた。


とっさに裕太は後ろにジャンプしてかわした。

「おっと、あぶね~」


相手は勇者風の服装だがゲーム開始早々だからか安そうな剣と楯を装備している。それは、裕太の方も例外ではないサムライを選択したものの、安そうな錆びた刀を持っていただけだった。裕太は半歩下がり刀を上段に振りかぶった構えをとった。

と同時に相手が剣で切りかかってきた ガン!???


相手が何かに当たったような仕草になった。そこに透明な壁があるかのような・・


(あ!なるほど、相手の部屋が狭いからそこより先は動けないわけね)裕太はすぐに状況を理解し、壁に当たってうずくまってる相手に裕太は相手の頭に日本刀を突き刺した。


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