年末年始旅行!【旅行編】
ホテルに着いてたアネゴ達はチェックインをして部屋入った。部屋にはベットが二つとテレビが一台と小さいテーブルがあり、部屋の広さ的にはビジネスホテルによくある構造だった。
「ふ〜んまぁ、部屋はこんなもんか。安いから選んだが、住めればどこでもいいんだし、別に気にはしないがな」
「あっしもその辺りは気にしやせんが…、それにしてもリゾート感ないっすね〜。せっかくの石垣旅行なのに」
「そうだな〜。気持ちはわかるがその分、余った金で遊びに回せんだからいいだろう?あとは遊びでカバーだな!いっぱい美味いもん食って、景色を見て!のんびり楽しめればいいんだしな!」
「テンション高いっすね〜アネゴ。まぁそれが目的ですっしね!それじゃ〜夏服に着替えて、ちょっと遅いですが、昼ごはん、食べに行きやしょう!!」
アネゴ達は荷物を置き、服を夏服に着替えた。マキとアネゴはアロハシャツと半ズボンスタイルで、マイはミナが作っておいてくれた白のワンピースに着替えた。
「よし、着替えたな!」
「アネゴ…あの…胸がキツイっす」
「あん?二年前に買ったばかりだろ!?まだ成長してんのかその胸??」
「あはは…そうみたいっす!すいやせん!先に服屋行かせてくださいっす!」
「はぁ…全く、マイが来てから色々変わるなぁ〜。まぁ俺も若干キツイしな…俺も買い換えるか…。マイは…。うん〜ミナの趣味と抜かりなさがよく伝わるな…」
「そうっすね。冬なのにザ・夏!って感じっすね〜!可愛いからいいんすけど!」
「…?服屋さんに行くの?」
「そうっすね!先に服屋さんに見に行って、新しいアロハシャツ買って…、その後に商店街を見て回りながら飯屋を探しましょう!今はオフシーズンですし、ゆっくり見て回れると思いやすよ!」
「ふん…決まりだな。んじゃさっき知り合いから連絡が来てたからもうホテルの前に車が停まっているはずだ。案内もしてくれるらしいから期待できるぞ!」
「…相変わらずと言うか、なんて言うか…どこにでもアネゴの知り合いって、いやすよね…驚きっす」
アネゴ達はロビーに降り、エントランスを出た先には一台のピンク色の軽ワゴンがパッシングをして停まっていた。すると車の運転席の窓から手を振る一人の女性がいた。
「アネゴさん!お久しぶりやんねー!迎えにきたデー!」
「おう!久しぶりだなー!!ナナ!!」
「相変わらずやね〜!アネゴさん!それで〜えっと…奥の…一人とお子様はどちらさまや?」
「おう!前は紹介できなかったが、俺の相方と問題児だ!おい!挨拶しろ!」
「こんにちわっす!初めまして!マキっていいやす!」
「…こんにちわ…マイです」
「ふ〜ん。マキさんにマイちゃんね!個性的な子達やね!さすがアネゴさんや!連れてる子も普通じゃない!ってな感じでめちゃ好きやわー!さぁ!早く乗ってやー!時間あらへんで〜!」
アネゴ達はナナさんの車に乗り込み、ホテルから市街地に出かけた。今日の天気は快晴で気温は25度もあった。乗り込んだ車は12月なのに冷房が効いていた。マイは初めての旅行と初めての海を車の窓際でずっと眺めていた。するとアネゴとナナさんが世間話をし始めた。
「しかしまぁ〜本当っっと久しぶりやね〜!もう4年もあっとらんさかい、もうあちしの事忘れられたんかと思っとったわ!こうやって、一緒にドライブ出来るのは感動的やね!」
「はっはー!そうだな!本当は2年前にマキを紹介するつもりだったんだがな。まさかお前が妊婦になってるなんて思っても見なかったぜ!仕方がないと言えば仕方がないと思うぞ!そういえば、腹の子はどうしたんだ?」
「今日はパパに預けてきたんよ!今日来るって、メールもらってたから今年最後に会える機会だし、わがままを言ってでてきたんや!もう子供は立ち歩くから大変で大変で、せっかくの年末の休みなのにパパに悪いことしたなと反省しとるわ!」
「お前それ、常習犯の考えだな!はーっ!お前と結婚した旦那も大変だな〜!」
「何言ってんの!子供を産んだあちしの苦労に比べれば軽い軽い!それで?どこにいきたいん?アネゴさん!」
「そうだな…とりあえず…先に服屋に行ってくれ!マキの胸がでかくなったってほざいてやがるから新しい服を買わなきゃいけねーんだ」
「す…すいやせん…」
「気にすることないない!子供ができれば、嫌にでも大きくなるしな!」
「そうなんっすか!?母性本能ってやつなんっすかね?」
「まぁ人間、愛情豊かに育てば成長するんよー!それに比べてアネゴは全然愛情もクソもなさそうやけどねー!」
「おいおい、それはどういういみだ〜?」
アネゴ達を乗せた車は市街地に入り、どこにでもある服屋のチェーン店に入った。二人はアロハシャツを買おうと思っていたがそれをやめ、柄物のTシャツをおソロで2着買った。すると一緒にいたマイがマキの袖をつかんで言った。
「長袖ほしい…」
「ん?…あっ!そうか!車の冷房のやられたんっすね!」
「……うん…」
「わかりやした!海でも着れるチャック付きのパーカーを買いましょう!寒い時は着れて、暑い時は脱げるようにっす!」
「…ありがとう」
一行は服を買い、店を出、ナナさんの案内のもと、アネゴ達はお店を見て回り、観光を楽しんだ。そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、夜になっていた。日が暮れ、ナナは車をアネゴ達の泊まっているホテルまで送り、その日は別れた。ホテルの部屋に戻ったアネゴ達はテレビを点け、お風呂に入り、ベットの上でテレビを見ながら年越しを待った。
「あっという間の1日でしたっすね〜」
「そうだな〜。俺ももうヘトヘトだ。マイのやつはもう電池切れてるみたいだしな」
「そうっすね。今日は朝早くから飛行機に乗り、島に着いたら観光して、美味しいものも食べて、それなりにマイも楽しく過ごせたんじゃないっすかね!」
「そうだといいんだがな〜。…全く。こいつの寝顔を見ていると、こっちまで眠くなりそうだ」
「そうっすね。普段はあまり表情を見せないっすけど、寝顔だけは赤ン坊みたいにカワイイ表情を見せてくれるんっすよね!…後、ちょっと嬉しいっす」
「何がだ?」
「あっしらのいる側で眠ってくれているってことは、それだけあっしらをことを信頼していてくれているって事っすよね。それだけマイはあっしらの事、信じてくれているんすよね」
「そうだな〜。俺にも怯えなくなったし、シラけるけどな…。…あ。そんな話しているうちに年越しちまったな〜。今年は色々だったな〜」
「ハッピーニューイヤーっす!アネゴ!」
「おう!あけおめだ!マキ!お疲れ!」
「「乾杯!!」」
そんな慌ただしい年末が過ぎ去った。この旅はまだまだ続きそうな、そんな緩やかな旅になりそうだった。この旅でこの3人はどう変わるのだろうか。次は年始で。




