ヤンキーアネゴと真顔少女【変わった日常編】
朝、時刻は7時過ぎ頃にアネゴは起きた。アネゴは、夏風邪で寝ているマイの部屋のドアの側で、座ってマイの様子を見ながら寝ていた。
「あー腰いってぇ…。座って寝るもんじゃねぇーなぁー…こりゃ…」
(全く…3人で川の字で寝やがって…。えーっと、マイの熱は……下がってるな。)
「時間は…まだ7時過ぎか。うーん!!ちょっと早起きしすぎたかー。まぁ座って寝るなんて何十年ぶりの行動だったからなー。3人ともぐっすり寝ていることだし、外で一服でも行ってくるか」
ガチャ パタン
「ふぅ〜、早朝のタバコはいいねぇー。あとはコーヒーでもあれば最高だな〜」
ガチャ
扉の開く音を聞いて振り向くとマイが出てきた。
「ん……?マイか?起きてたのか?」
「…うん、ドアの開ける音が聞こえて…」
「そうか、そりゃー悪かったな。起こしちまって。タバコ吸ったら戻るから部屋に帰って寝てろ」
「…ねぇ?」
「あん?なんだ?」
「私を助けて…何がしたいの?」
「はぁ?俺はお前の親から金さえもらえればいいんだよ。それ以上でもそれ以下でもない答えだ」
「うん。それは知ってる。でもわからないの…ここまでしてくれるのは何故?」
「なんだよ急に…メンドクセェな…。いいじゃねぇーかー理由なんて。…今のままじゃ不満なのか?」
「……不満じゃ…ない。でもアネゴは、私に聞きたいことがあると…思う…」
「はぁ…それは傲慢だな。お前に聞くことなんて何もねぇーよ。お前の情報はもうある程度わかってるつもりだ。そして、俺の欲しい情報っていうのはお前から聞くことが一番だろうが、情報をもう持っていないのに聞いたとしても意味はねぇーしな。だからな、俺は、周りからお前の情報を集めることにした。お前から聞く情報なんてもうない。お前は今はなぁ、何も気にしなくていい。おとなしくあいつらのオモチャになってればな…。俺はその間にお前の身の回りの情報を集めることにするからよ。あとな、俺はな、マイ、この生活も悪くねぇーとも思い始めているところだよ。だからな、俺的には早くケリをつけないといけねぇってーのも思ってんだよ。わかるか?」
「うん…なんとなく、わかると…思う…」
「まぁわからんだろうな。お前の歳ぐらいは親に守られて育ててもらうのが筋だからな。……さて、話は終わりだ。タバコも吸ったし、部屋に戻るか。あいつらもまだ寝ているだろうからな、朝飯は…俺が作ることにするよ」
ガチャ
「うわぁっ!!」バターン
ドアを開けるとこっそり話を聞いていた思われる二人が転がってきた。
「てめぇら…」
「あ…おはよっす!アネゴ!」
「お…はようマイちゃん♡!」
「おはよう」じゃねぇーよ!!聞き耳立ててやがったな!!ちょっと来い!!!てめぇら!」
「イテテテッ!痛いっすアネゴ!」
「痛い痛い!髪引っ張らないでよー!」
「マイ!お前は部屋に戻ってろ!!!」
アネゴは、マキの耳とミナの髪を引っ張って、ひとけのないところに連れて行った
マイは、ひとけのないところに向かう3人を見送ったあと、部屋にそっと戻った。
ひとけのないところに行った3人はというと…。
「てめぇらにプライバシーの概念はねぇーのかよ!!!あん!?俺にもマイにも聞かれたくない話ってあるんだぞ!?わかってんのかゴラァ!!!言い訳があるなら言ってみろ!」
マキとミナはコンクリートの上で正座しながらアネゴ怒られていた。
「お…落ち着いてくださいアネゴ!あの…すいませんっす!いやぁー二人が出て行くのを見て、またアネゴがマイに何か酷いこと言わないだろうかと心配になりやして…その…すいやせんっした…」
「ふん!あれはあいつが悪い。ミナはどうなんだ?言い訳があるならこの場で言いやがれ!お前とは最近、詳しい話を話したばっっっかりだよな?」
「えー別にいいじゃない!聞き耳を立てたって!減るもんじゃないし。二人が真っ当に話をする機会なんてめったにないじゃない?どんな話をするかってやっぱり気にところだし?あんなにも仲の悪い二人が話し合うなんていう状況、今後、見られるかわからないしね?だからね?許してね♡」
「許してね♡じゃねーよ!俺がキレてるのは、こっそり聞いていたことだ!!!2度とそう言うことするなよ!!!わかったか!!!!!!!!!」
静かな朝から、怒鳴り声が響く朝に変わったのだった。




