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Jバスケット  作者: 神谷頼杜
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プロローグ ー消えた才能と微妙なチームー

プロローグ  ー消えた才能と微妙なチームー


君はこの業界から消えてほしい。

君の考えは素晴らしい。しかしすべてを敵に回してしまうのだよ。

カリスマという存在は常に少数意見。

それゆえに君は日本からは消えてほしいんだ。


…わかりました。あなたの考え方はやはり全体的な意見を優先させるんですね。私があなたが会長になったら少しは変わると思ってついてきましたが、どうやらここまでですね…


すまない。しかし君ならこの負のスパイラルを壊してくれると信じている。


ーーーそう君ならきっと壊してくれるーーー


ーーーそしてこの業界に誰もが認めざるおえないような宣戦布告をしてくれると…ーーー







「さぁ!今日もバスケやるわよ!」

うるさい先生が毎度のごとく部室のドアをこじ開ける


いやぁ部活なんてマジでしんどいんですけどー

新入生でもバスケ部に来る人なんてそんなにいませんよー


やる気のない新2年生どもが口々に言う、


ここは東仙高校バスケ部、進学校ながら去年の成績は県大会準優勝、全国大会1回戦敗退のそれなりに強い学校だった。

しかし去年のウィンターカップ…隣の西仙高校が全国ベスト4という偉業を達成した為、部員全員ナーバスになっていた。


それも当たり前である。お互い私立高有望な中学生を引き抜き戦力を整えてきた両校であったが今年のリクルーティング結果は驚異の0人 全員隣の西仙高校やその他の全国有望高校への進学を決めた。つまり、進学校へ勉強をしに来た子から部員を勧誘をしなければならない。バスケ部以外はパッとしない成績の学校のため、体育会系の人間は…バスケ部以外いないのである。



「そうだ~勧誘より練習しようよ~杏ちゃん~」


新副部長の井村が口をあける。


杏ちゃんと呼ぶんじゃありません。私はこんな身長でも一応顧問です!

‥‥小柄な先生が無い胸を張っている。



と、ぼそっと誰かが言った。


「ダ・レ・ガ・胸が無いってーーーーーーーーーー」

杏が鬼の形相で振り向いた先には、さっきまでふざけていた男子8人が跡形もなく消えていた。


ふぅ…全く…逃げ足だけは早いやつらだなもう…



東仙高校バスケ部 小さな先生と運動神経だけは良い男子たち。

今日もバスケ部部室で野球バットがロッカーにぶつかる鈍い音がよく響く部活動の始まり。



同刻



あれ…ここの高校バスケ部それなりに強かった気がしたんだけどなぁ~

どこで部活勧誘してるんだ~?


日本人にしてはちょっと大きめ。185センチの少年が部員勧誘ゾーンでウロウロしているなか、

各部活の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた。





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