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だから私はスポーツが嫌い  作者: とみた伊那
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13.クラス対抗バレーボール大会・その2

早朝練習までしてクラス全体で燃えた、燃えさせられた中学のクラス対抗バレーボール大会。

ここには『全員必ず一度は試合に出す』という、強制的みんな仲良しを作らせたいような、地獄のルールがある。本当にバレーボールが好きな人のために部活動がある。そこで好きなだけバレーボールをすればいい。それほど好きでない人まで巻き込んで、団体で何かをやらせることに価値を置こうとしているイベントだ。


その団体行動の一年目。全員参加と言いながら、試合に出させたい人は決まっている。試合に少しでも長く出したいようなうまい人をレギュラーにして、他の二軍の人を順番に交代させていった。もちろん私は試合に出ることもなくベンチ組である。もうすぐ試合も終わりそうな時、キャプテンはふとまだ私が出場していないことに気づいた。そしてあと一点で試合が終わる時に、他の人が私と選手交代。どちらが勝ったか興味が無いので覚えていないが、私は全くボールに触れることなく終わった。


二年目になると、キャプテンも学習してきたようである。試合の時、私は先発メンバーである。相手チームからサーブが飛んでくる。サーブは私と全然離れた場所に飛んでいき、そのポジションにいた人がレシーブできなくて一点を取られる。その途端に「選手交代」。私が他の控えの人と交代になった。誓って言うが、あのサーブが拾えなかったのは絶対に私の責任ではない。オリンピック日本代表の中田久美選手でも、あの離れた場所ではボールを拾えなかったはずだ。


この頃はまだ私も純粋だったので、少しは皆と一緒に頑張ろうという気持ちを持っていた。しかし「頑張れば報われる」という気持ちは持ってはいけない、ということがだんだん分かってきた。



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