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だから私はスポーツが嫌い  作者: とみた伊那
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10.泳げるって素晴らしい

そんなにスポーツが何もかもできない私だが、水泳はできる。人並みに25メートルプールを端から端まで泳ぐことができる。これは学校教育のたまものである。

もちろん私が他の小学生と同様に、最初からすいすい泳げた訳ではない。最初は全く泳げないし、顔を水に漬けることもできなかった。


小学校の時は、夏休みでもプールの授業だけはあった。毎日学校のプールに行き、実力別のクラスで指導を受けていた。もちろん私は一番できない、泳げない人のクラスである。これは学年単位ではない。実力別にクラス分けされた。

泳げないクラスは、先ず顔を水に漬けることから。

次に水の中で目を開けること。

ボードを持ってバタ足。

次はボード無しでバタ足。

そうやって少しずつ指導を受けて、ついに小学校の何年目かにクロールで泳げるようになった。こんな私でも泳げるようになったのは、普段の授業と違って夏休みのプールは実力によってクラスが分かれていたからだ。いつもの体育の授業のようにある程度の人数の人ができたら次に進む、というのではそのまま取り残されて、最後まで泳げるようにならなかったと思う。下手クラスで悲しいなどという気持ちは全く無く、できるようになるまでゆっくり教えてもらうことは楽しかった。


一度できてしまうと、泳げるって楽しい。タイミングがつかめるとクロールも平泳ぎも同じ要領でやってみると良い。コツが分かった私は、自由に泳いで良い時間の時、プールの深い場所に行って今度は平泳ぎでスイスイ進んだ。ある程度泳いでプールサイドにつかまって顔を上げた。すると監視係の先生がとんできて私に声をかけた。

「大丈夫、溺れているのか? もっと浅いところで泳いだ方がいいんじゃないか」


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