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だから私はスポーツが嫌い  作者: とみた伊那
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8.ドッヂボールとは

 中学の時の主な球技はバレーボールだったが、小学校ではドッヂボールだ。

 ドッヂボールというのは二つのチームに分かれ、ボールを持った人が相手のコートの中にいる人に向かってボールをぶつける。ボールを掴むか逃げた人はそのままコートにとどまり、ボールが当たった人はコートの外に出る。最後にコートの中に誰もいなくなったチームが負けになる。

 私はこのドッヂボールという球技が大っ嫌いだった。世の中で一番大切なのは平和のはずだ。それなのになぜボールをぶつけるという暴力的なスポーツを小学生にやらせるのだろう。他の人は平気かもしれないが、あのボールは当たると結構痛い。

 私にとってドッヂボールとは、一秒でも早く相手チームが投げたボールに当たってコートの外に出ることが最重要課題だった。かと言ってわざと当たっていることがバレると、熱くなっている同じチームの人に怒られる。そして強い男の子が思いっきり投げるボールは痛いので、そういうのには当たりたくない。

 同じチームの人だって、コートの中にもたもたしている人間がいると自分達の攻撃の邪魔になる。早くボールに当たってコートの外に出てもらいたい、そういう気持ちが伝わってくる。

 早くボールに当たりたい人と、早くボールに当たってもらいたいと思っている人。このお互いの利害関係は一致しているのに、当たりたくないフリをしてもたもたと逃げ回る自分。

 このドッヂボールという野蛮なスポーツをなぜ小学生がやるのか、いまだに理解できない。


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