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1.はじめに
運動音痴のほぼ自分のことを書いたエッセイ風私小説です。
どのタイトルもほぼ完結の内容にするので、興味のあるスポーツの部分だけを拾い読みしても分かるようになっています。
番外編を覗き、毎週月曜更新を目標にしたいと思っています。
私(ina)は子供の時から運動神経が悪く、ずば抜けてスポーツができなかった。
小学校から大人になって働くようになるまで、身体を使うことは何をやってもできなかった、その運動音痴の人間に対して、周囲はどういう反応をしたのか。それに対してどう思ったか。
スポーツができなかった経験が積み重なったまま大人になった私は、うまくなろうとした努力など全くしないまま、すっかりひねくれた人間になっていった。この話の中に愛と感動と根性はありません。一人の人間の心の成長ではなく、素直で純粋な人間が心の曲がった大人になっていくという話です。