脳移植は初めての事だが、この脳は誰のモノなのか、、、!?
僕が21歳の時に大きな交通事故に遭い、ずっとそれからは僕は病院の
ベットで寝たきり状態になっている...。
どうやら、、、僕の主治医の先生が言うには、、、?
脳が95%機能していないらしい、、、!
みんなの話し声は、僕にハッキリと届いているし、何をしているのかも
僕には見えているのに、、、。
何も答えられない...。
それに僕の心臓がやっと動いている状態、、、。
なんとか、、、僕は生きている...。
...これって? 実際はどうなのか、、、?
心臓が動いて、僕は息をしているだけだ!
それが生きていると言うなら、僕は生きているのだろう...。
でも、、、お父さんやお母さん、妹、恋人、友達が僕のお見舞いに来ても
僕はどうすることもできない!
話す訳でもなく、瞬きすら出来ない!!!
みんなは、僕に話しかけてくれたり僕の手を握ってくれたりするけど、、、?
僕がそれに応える事はない!
▽
そんな時だった、、、!
僕に脳の移植の話が飛び込んできた、、、!?
今までに、脳移植は世界で1度もないらしい、、、!
僕が、移植に成功すれば世界初になるのだろう。
僕はウキウキしていた!
これで、やっとみんなと話す事が出来る!
でも僕の脳が違う人の脳に変われば、、、僕はどうなるのだろう、、、?
僕は僕のままでいれるのかな、、、?
そんな不安も感じていた、、、。
いろんな事が僕の頭を過っていく、、、。
僕のお父さんとお母さんは、僕がもう1度ちゃんと生活できるならと想い
僕の脳の移植を承諾する事を決めた!
それには病院から出された、書類にも【サイン】しなければならない!
*
僕は遂に、脳移植をする事となった...。
誰の脳を僕の頭に移植するのか僕には分からないのだけど、、、?
この日、僕の使えなくなった脳と新しい脳を取り替えた。
手術が終わって、次の日、、、。
...僕は遂に、目を覚ます。
僕がゆっくりと目を開けるとそこには、、、?
両親と妹と恋人のメアリーがいた!
『ここは、、、?』
『リンク! やっと目を覚ましたのね、、、!』
『...お兄ちゃん!』
『リンク! 良かったわ~目を覚ましてくれて!』
『リンク! おかえりなさい! やっと戻ってきたのね!』
みんな僕が目を覚まして喜んでくれた!
▼
僕は脳の移植後、たった10日で退院する事が出来た!
僕の主治医の先生もとっても喜んでくれたんだ!
『リンク! おめでとう! これで君も退院だね!』
『先生! 今までありがとう!』
『まあ~月に一回の検査があるから病院には来てもらわないといけないけど
これで! リンクも自由だな~』
『そうだね! 先生! 僕の為にいろいろとありがとうございました。』
不思議と脳を移植したのに、、、僕は僕のままだった。
普段の生活にも、支障はないみたいだし、、、。
僕は、もう1度人生をやり直すつもりだったのだが、、、!?
少しずつ、僕の脳と体に異変が起きる、、、!?
僕が思ってもみなかった考え方が、僕の頭を過る事が多くなったんだ、、、!
『なんだか無性に腹が立ってきて、目の前にいる奴を殴りたくなる!』
...でも、僕にとって知らない人だ!
僕に何もしていない人に、危害を加えようと考えている自分が嫌だった...。
どんどん、僕の考えはエスカレートしていく。
恋人のメアリーと二人でデートしている最中でも、他の女の子に声をかけたり
酷い時はメアリーを置いて他の女の子と何処かに行ってしまったりする...。
気がつけば、、、。
3か月で、僕はメアリーにフラれた、、、!
それは、家族の中に居てもそうで、、、。
僕は気が短くなって短気になり、直ぐに手が出るようになる。
友達にもそうだから、、、みんな僕に寄りつかなくなった。
もう、誰も僕の言う事を聞いてくれない。
僕の脳が思ったら、体が直ぐに反応するようになってきて、、、。
僕は遂に、、、。
『人を刺して殺してしまった。』
通りすがりの知らない男が僕の横を歩いていただけだ、、、!
気が付けば、喧嘩になり近くにあった鉄の棒でグサッと刺してしまった。
直ぐにその人は病院に運ばれたのだけど、亡くなってしまった、、、。
【僕は、殺人鬼だ!】
僕は刑務所に入り、終身刑となったが、、、!?
あとあと、、、僕の脳移植をした人を調べてもらったら、、、?
【殺人鬼の男の脳だと分かった!】
今でも、その衝動が出る時がある!
『僕が僕じゃなくなる時が来るのかな、、、?』
...でも、僕の脳が殺人鬼のモノを移植したと分かって弁護士の人が
僕を弁護してくれると言ってくれた。
まさか、、、!?
僕の移植された脳が、【殺人鬼】のモノだなんて、、、!?
最後までお読みいただきありがとうございます。




