身の回りの人たち・友人篇
以前のエッセイで、私の中で友人にはランクがあるという話をしました。
今回はその中で、ランクが上の……ずいぶん性格の悪い言い方ですが(笑)、特に印象的な友人たちについてのお話をしようと思います。
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記憶にある時点で、私が一番初めに友人になったのは、同じ保育園に通っていて家も近かった、一人の女の子でした。彼女は拙作『似たもの同士のエピソード』シリーズに出てくる、常盤紗幸というキャラのモデルになった子の一人です。
その子との出逢いを、私は覚えていません。が、彼女いわく「一人で遊んでいた君(凛)に私が話しかけたんだよ」とのことです。まぁ、おそらくそうなのでしょう。その頃の私は引っ込み思案も甚だしく、常に一人で遊んでいることが多い子供だったので。
仲良くなってから、ずっと私はその子の後を着いて回っていた記憶があります。当時の写真を見ても、九割はその子と一緒に映ってますからね。
小学校に上がってからは、お互いに他の子とも仲良くなって、適度な距離感を保っていた気がします。でも一番よく遊んだ子ではありました。
そして中学校、高校と進学するにつれ……同じ学校ではありましたが、だんだんクラスが別れたり、違う学科に進学したりするようになってきて、同じ時間を過ごすことは徐々に少なくなっていきました。それこそ放課後と、登下校の時くらいですかね、一緒だったのは。
どっちかというと、互いに我が道を行く性格でしたからね。趣味もあまり被る部分がありませんでしたから、他の友人と話すような、アニメとかの話は(一部を除いて)あまりしませんでした。
あ、でも部活はずっと一緒だったな……。
学生時代――特に小学校時代はだいたい私とその子と、もう一人同じ集落に住んでいた女の子と、三人でいることが多かったです。『○○(集落名)三人組』なんて呼ばれ方もされていましたね。
ちなみにその『もう一人の子』ですが、中学まではクラスが被ることはほとんどなく、たまに一緒に遊ぶ程度の付き合いでして。高校で同じ学科に進学し、そこから結構一緒に過ごすようになりました。ちなみにこの子も中・高と部活一緒で、同じく常盤紗幸のモデルになった子です。
現在、私のツイッターのフォロワーに紛れてるんですよ……よく私と地元トークしてる、引くほどイラストの上手い絵描きがいますが、そいつがそうです(笑)
まぁ、それはさておき。
私を含め、全員違う場所で就職することになったんですけども、昨年(二〇一六年)の正月に、久しぶりに三人で一緒に飲みました。居酒屋ではなく、コンビニで酒とつまみを持ち寄り、宅飲み。数年前に、私のアパートに二人が泊まりに来たことがあったんですが、その時以来の集合でした。
自分で言うのも何ですが、もともとおとなしめの集団で。羽目を外すということはほとんどなく、その日も夕方五時くらいに集まって、日を跨ぐ前に解散という形。
それでも全然納得できるくらい。「時間足りない」ってことにはならないくらい。満足できるくらい、楽しかったんです。
たくさん話しましたし、飲みました。酒が入っていつもよりテンションが高くなり、少しうるさかったかもしれません(笑)
まぁ幼馴染って不思議だなと、つくづく思います。
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そして、そんな幼馴染たちとは真逆の付き合いをしているのが、中学時代に同じクラスだった友人二人。これも拙作『似たもの同士のエピソード』シリーズに出てくるキャラ・寺村咲と相川貴理乃のモデルになった子たちです。
一人とは保育園の年中から中学卒業まで一緒、もう一人とは中学二年から高校卒業まで一緒のクラスでした。まぁ、つまり三人での付き合いは中学二年からってことになりますね。簡単に言えば。
二人とも地元で就職しましたけど、今でも時間が合う時を見計らって三人で集まったりしてます。二人に私のアパートまで来てもらったり、逆に私が地元に帰って三人で遊んだり、泊まりで旅行に行ったり。
事前に計画しない限りは、とにかく休みが合えば会いましょうという算段ですから、日帰りってことも多いですね。昼頃に集まって、飯食ってカラオケ行って帰る、みたいなパターンがだいたいですが。
そんな三人で泊まりという事になりますと、だいたいオールです。
夜通し遊んで騒いで、翌日疲れるパターンのやつ。二十過ぎてこれやるのってかなりきついんですよ……(笑)
ね、正反対でしょ?
最近、年を重ねることで初めて実感したことですが、久しぶりの友人と会う時には日帰りで……何だったらむしろどっかの居酒屋でも喫茶店ででも籠って二、三時間話す程度で全然満足だったりするんです。
そんな私の中の『常識』をことごとく打ち破ってきやがるのが、この二人ですよ。まぁ、良くも悪くも。
一人は現時点で彼氏がいるんで、そのうち結婚なんてこともあるでしょうね。まぁ、その本人に願望はないようですが……むしろもう一人の方が彼氏欲しいって言いまくってるという現状(笑)
今後もし、誰か一人がそうなったとしたら、これまでの付き合いはきっとできなくなると思います。女の人は、結婚すると大変ですから。子供ができるとなおのこと。
十年後も同じ付き合いをしているということは、きっとないでしょう。
それこそたまに喫茶店とかで集まって、お茶して終わりみたいな付き合いにとどまる。いずれは、そんな日が来るんでしょう。
それでも……どんな形であれ手は切らないでいたいな、というのは勝手な願いかもしれませんね。
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『似たもの同士のエピソード』シリーズといえば、もう一人『海のひとりごと』という短期連載のお話に出てくる後輩・海野くんを外してはいけません。彼のモデルになった子も、もちろんいます。
実際、その子は私の高校時代の後輩です。本編では美術部ですが、ご存じの方もいらっしゃる通り私は高校時代文芸部でして。その一個下の後輩で、次期部長となったのが彼です。
実は、彼と私にはわりと似たところがありまして。
いわく「もちろん注ぐ程度に違いはあれど、『好き』な人や『大切』な人はたくさんいるから、その人たちすべてに愛情を注ぎたい」ということだそうで。
『生徒会の一存』というライトノベルのキャラクター・杉崎鍵くんを理想の男と掲げているんだそうです。
そのせいで不誠実なチャラ男呼ばわりだとか、見た目そんなでもないくせに調子乗るなよなどと理不尽なことを言われるだとか、なんやかんや可哀想な子ですが……本当にいい子なんですよ。
ちなみに私はかつてこの彼に、「好きだけど付き合うとかはない」というどうにも腑に落ちない評価をされています。
……なんて話をしていたら、久しぶりに元文芸部メンバーに会いたくなりましたね。ちなみに今出たメンバー、一人を除いて全員元文芸部です。私の交友関係の狭さ(笑)
またいずれ後輩を焚き付けて、飲み会でも企画させましょうか。




