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方向音痴あるある(?)

 ツイッターなどでお世話になっている方は既に御存知のことと思いますが、私はひどい方向音痴です。

 えぇ。それはもう、生活に支障が出るくらいのレベルでして。現在一人暮らしができていることの方が不思議なくらい。故郷を出ると告げた時の、親戚連中や友人たちからの心配といったらなかったですもの。

 実際私は、引越しの暁に父親からプレゼントしてもらいました地図を、長らく手放すことができずにいました。どっか行く時には決して肌身離さず、常に鞄に入れて。ちょっとでも道が分からなくなったら、すぐに取り出せるように準備しておくんですね。

 そんな感じで長年ずーっと使っていましたから、今やもうボロボロで原形をとどめていないただのゴミみたいな有様になってしまっています。

 でもここ数年、非常に便利な世の中になりましたよね。

 スマートフォンのマップというアプリがありまして、それに現在地と目的地の住所ないし名前を入れれば、ルートを出してくれるのですよ。

 もう、これがあれば怖いもの知らず。私はもう方向音痴じゃない!

 ……え、調子に乗るなって? ごめんなさい。


    ◆◆◆


 さて。

 今回はそんな方向音痴の私が常々感じております、方向音痴あるあるを十ほど発表させて頂きます。

 同じく方向音痴の方は「あー、わかる!」と共感してくだされば。

 方向音痴でない方に関しましては「そんな人もいるんだなぁ」としみじみして頂くか、もしくは「バッカじゃねぇの!!」などと笑い飛ばしてくださればこれ幸いでございます。


 一、初めて行く場所では、付き添いの人もしくは地図が一緒じゃないと身動きできない。

 まぁ、これは典型ですね。方向音痴でなくとも、皆さん共感できることじゃないかなと思います。ってか普通のことじゃないですか。当然当然。

 だいたい初めて行く場所なんて、地図とか案内がないと絶対無理じゃないですか。なんか……何でもいいですよ。紙とか、いつでも見られるところに書いておいてくれないと。

 例えば誰かに道を聞いたとして、「そこはね、この道を五十メートルくらいずっと行くでしょ。そんで、突き当たりを右。そしたら信号がいくつか見えてくるから、三つ目を左ね。そしたら斜向かいに見えてくるから」なんてね。口頭で言われたってね。

 覚えられるかい!!(逆ギレ)

 あと、勘で辿り着くなんて神の領域でしょ。そんなことできる人がいるなら、私はその人を一生拝み倒しますよ。

 なんせ、地図があったって迷うんですから。


 二、道なんて一回で覚えられるわけがない。

 上にちょっと続きますけど、一発で道が覚えられる人はどういう思考回路をしていらっしゃるんでしょうね。私には理解ができません。

 勉強だって、公式と解き方を一回習ったところで、覚えられるわけがないんですよ。何パターンもの問題をその後解きまくらないと、自分のものにすることができませんよね。それと一緒です。

 何回も通って通って、ようやく覚えられるんですよ。

 私の場合、最低でも五回くらいは行かないと覚えられませんね。複雑な道だと、十回くらい通ってもなお迷いますよ。

 ちなみに、今の職場で働きだして二年になりますが、未だに時々帰り道が分からなくなることがありますね。

 ……病気だろとか言わないの。


 三、奇跡的に目的地まで一人で行けたとしても、その後無事に帰ってこれるとは限らない。

 よく、「行った道をそのまま戻ってくればいいんだよ」なんて言いますね。私のような方向音痴には、それができません。

 そもそも覚えてないんですから。

 ランドマークで覚えればいいじゃない、と父親などには言われますけど、仮に事前に「よし、あそこを目印にしよう!」って決めたとしても、後になるとそのランドマークを見つけることができないんです。

 「えーと、あの真っ赤な屋根を目印にしたはずなんだけど……え、それ何処にあるの? わかんないんだけど」ってなるんです。

 すると、そうならないために今度はそのランドマークを見つけるためのランドマークが必要になりますよね。んでそれを見つけるために、またランドマークがいるんです。ランドマークを見つけるためのランドマーク、を見つけるためのランドマーク。

 覚えられるわけがありません。いくつ目印いるんですか。

 んで、途方に暮れる。

 だから私の場合、行きでも帰りでも、たとえそこを通るのが三回目くらいでも、絶対に地図を手放すことができません。油断がならないんです。

 調子に乗って「よし、覚えたぞ。これでもう地図がなくても大丈夫だ」なんて言った日にはもう……泣きそうになりますから。


 四、足取りには意外と迷いがないけど、実は逆方向行ってる。

 「お前って方向音痴のわりには足取りに迷いないよね」と、友人からはよく言われます。堂々と歩いているように見えて、実は迷ってる……なんてことも頻繁にあります。

 まぁ例えばだいぶ規模が小っちゃい話ですが、トイレに行って手を洗って戻ってくる。んで、トイレを出てそのまま右に行くと、行き止まりになってて「あれ?」と思うんですね。

 正しい出口は左なんですね。

 そういうことって実はよくあります。道もろくに覚えてないくせに、何故か無意識に「こっちだ」と身体が動いてしまうんです。それに従うと、大抵間違ってるんですよね。

 そういえば高校生の時に、簿記試験を受けるため市内の商工会議所まで行ったことがありまして。その時も例に漏れず、何回も道の予習をしながら頑張って行ったんですけど(結局迷って、一緒に試験受ける友人に連絡取って助けてもらいました)。

 あわや遅刻かなんて心配しましたが、なんとか試験開始十五分前に辿り着きまして、無事に試験を受けて。その帰りに施設を出て、私は普通に何の迷いもなく歩いてたんですね。

 そしたら後ろから車が来たんです。私の横で止まって、窓が開いて、迎えに来たらしい友人の親御さんが顔出して「凛ちゃん、どこ行くの?」って。

 「駅に行くんですけど」って言ったら、「逆方向よ」って言われました。

 結局、そのまま友人の親御さんに家まで送ってもらいましたよ……。


 五、長年住んでる街でも迷う。

 基本的に、自分がよく行くところの道しか覚えていません。

 家から最寄駅までとか、電車を降りた駅から学校までとか、よく行く本屋さんまでとか。今だと家から仕事場までとか、家から駅までとか、駅から商店街までとかね。

 だから長年住んでる市内でも、知らないところが多いです。言われてもピンとこないことが多かったりします。だから、例えば友人が遊びに来てくれても、案内とかできないんです。住んでる街にもかかわらず、地図を片手にみんなで模索しながら歩いたりします。

 故郷でもそうです。多分、半分以上は知らないと思いますよ。

 例えば故郷に帰ってる時に、友人から誘いが来るじゃないですか。んで、「この飲み屋で待ち合わせね」なんて言われることもあるんですけどね。

 分かんないんですよね。

 分かんないんで「それ何処?」って聞くと、友人はもう私の方向音痴ぶりをわきまえてくれてるもんですから、「ごめん。一緒に行くから黙って着いといでね」って半ば呆れ気味に言われたりします。


 六、地図を回す。

 高校時代の英語の先生いわく、「方向音痴は無駄に地図をくるくると回す」そうですね。確か英語のリスニングで道順を辿る問題だったんですけど、解いてる時ちょうど私はプリントをくるくる回しながら辿ってたんで、図星突かれてドキッとしたものです。

 地図を回すにも、ちゃんとした理由がありましてね。

 道を曲がったら、その時点で地図を回して方向を合わせないと分からなくなってしまうんですよね。ちょっとわかりにくいかもしれませんけど……常に通っている道が上方向に来ないと駄目なんです。

 その点、スマホのアプリなんかは便利ですよね。曲がった時点でちゃんと地図が回ってくれるので。わざわざスマホを回さなくていいので、非常に助かります。


 七、私に道を聞かないでください。

 よく『道を聞かれやすい人』なんてのがいるそうで。こう、物腰柔らかそうというか、親切そうな人というのがターゲットにされやすいみたいです。

 私なんかそういう雰囲気があるみたいで、よく知らない人に道を聞かれることが多いんです。……困るんです。

 だってわかんないんだもん。

 だからって嘘を教えるわけにもいかないので、基本的には……引っ越してきてからは特に、苦笑しながら「ごめんなさい。私、この辺あんまり詳しくないんです」なんて申し訳なさそうに言うんですけど。

 一回悪いことしたなぁと思ったのは、チャリで後ろから来た人が、私の横に停まって「○○ってあっちでいいんですよね?」って聞かれたんですね。

 そんなもん当然知るはずないんですけど、とりあえず「はい」って言っちゃったんですね。

 そしたらその人、「ありがとうございます」って言って、そのままチャリで走って行っちゃったんですよね。

 ……合ってたんでしょうか。あとでずいぶんと心配しました。


 八、近道を探そうと模索するも、結果的に遠回りになる。

 方向音痴なくせに、昔から無駄に好奇心旺盛なところがあります。小五の頃に亡くなった祖母が入院していた当時は、病室にずっといるのがつまんなくなって、毎回病院内を探検しては家族に探される、そんな子供でした。

 それに加えて私は、非常に気分屋なんです。

 だから、たまに帰り道が面白くなくなっちゃって、「こっちから行っちゃお」なんて近道を模索し出したりすることがあります。

 まぁ、案の定迷いますよね。行ったことない道なんですから。

 そんで結局時間がかかっちゃうんです。普通に帰った方が早かったなんてことは多いです。

 無駄に体力と時間使っただけというね。

 それでも何回も繰り返してるあたり、私も懲りないなぁと思うんですが……いつか、その辺でのたれ死んでるかもしれませんね。


 九、同じ道でも、時間帯が違うとわかんなくなる。

 同じ道なんですけど、昼に通った時と夜に通ったときとでは明るさが違うので、それだけで違う道に見えます。

 だから、例えば夜によく通る道を、たまに昼に通ったりすると「あれ?」ってなっちゃいますね。「こっちじゃなかったっけか」って不安になったり。

 私は目が悪いので、特にそれが顕著です。何せ、よく見えてないものですから。

 夜なんかは特に怖いですね。知ってる道でも、全然知らない道に見えて、ちゃんと家に帰れるのかしらと怖くなってしまいます。

 ……まぁぶっちゃけこの辺りは、同じ方向音痴の方にも理解されないだろうなと思ってますよ。あまりにマニアックですもの。


 十、行き道と帰り道が違う。

 これも、おそらく同じ方向音痴の方にも理解してもらえないんじゃないかと思いますが……先述の通り、基本的に行った道をそのまま戻ってくることができないんです。

 何処に行くにしても、行き道と帰り道が同じなことはほぼありません。

 何故かというと、私の場合、覚えるまでは何パターンも道を模索して、一番覚えやすい道をチョイスするんです。すると何故か、行き道と帰り道とで覚えやすいルートが違ってくるんですよ。つまり、頭の中にはそれぞれ違う道としてインプットされるんです。

 だから例えば行く道をそのまま戻ろうとしても迷うし、帰り道を辿って目的地に行こうとしても無理なんですね。行き道を反対にしても、帰り道を反対にしても、全然違うルートに見えてしまって。

 要は、片道でないと覚えることができないんです。そういう頭なんです。


    ◆◆◆


 いかがでしたでしょうか。

 方向音痴の人もそうでない人も、世の中にはこういう稀有な人間がいるんだということを、頭の片隅でいいんで覚えてていただきたいなと思います。

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