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200文字小説

怖い話(200文字)

作者: うわの空

「…これが、僕が友達から聞いた怖い話」

 僕がめでたしめでたしと言うと、彼女はめでたくないと突っ込んだ。

「怖くなっちゃったじゃんか!」

 それを聞いて、僕は笑う。

「幽霊の存在を信じてるから、怖くなるんだよ」

「あんたは信じてないの?」

「うん。幽霊なんていないと思ってるよ。だから、


 さっきから血まみれの女の人がものすごい形相でこちらを睨んでいるのは、気のせいだと思ってる」



「…その人、今どこにいる?」

「君の後ろ」


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― 新着の感想 ―
[一言] この200文字シリーズは短いのにひねりが効いてて面白いです。 これ迄のものも良かったし、新作に期待しています。
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