表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/16

プロローグ 王位継承

 ああ、クソ。どうしてこうなった!? 王位継承候補の末席だったよね、俺!?


 第四王子リアムである俺はなぜか王になってしまったこの状況に頭を抱えていた。


 その様子をニヤニヤと笑いながら、見ている男が一人。リアムの腹心、現宰相(さいしょう)エリアスであった。


「ざまあねえな、リアム。俺はお前が苦しむ姿が見れて嬉しいよ」

「てめえ、相変わらずの性格だな」


 俺はエリアスをにらむも、彼はどこ吹く風といった様子で無視していた。ここから王にならないですむ方法はないか。頭をフル回転する。


「諦めろ」


 肩をポンと叩かれる。もう一人のリアムの腹心、現近衛(このえ)騎士団長カイン。


「そんな助けてよ、カイン」


 あきれたカインに背中を押された。


 まずい、国民の前に引きずり出される。


 張り裂けんばかりの大歓声。逃げれない。国民たちのとてつもない熱気に胸焼けする。


 ……、面倒だが、もう、逃げられない。


「このたび、アルビオン王国国王に就任したリアムだ!!」


 もうどうにでもなれ!!


 国民の歓喜の中、俺は過去を思い返す。ああ、あの時俺が動かなければ、俺はこんな立場に立たされることはなかっただろう。


 そう、それは…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ